グラフィックデザイナーが、WEBデザイナー転職で挫折する4つの壁

グラフィックデザイナーが、WEBデザイナー転職で挫折する4つの壁

現在グラフィックデザイナーです。これからの需要を考えて、
WEBデザイナーに転職したいんだけど、出来るかな?

こういった質問にお答えします。

現在グラフィックデザイナー歴18年目、WEBデザイナーに転職するも挫折、
結局グラフィックデザイナーに戻ってフリーランスで活動しています。

グラフィックデザイナーが、WEBデザイナーに転職する時に挫折する「4つの壁」。

それについて解説していきます。

1:コードを書かないといけない

数字やソフトに弱いと、まず無理

グラフィックデザイナーの人って、数字に弱い人、パソコンやソフトに弱い人が多いと思います。経理が苦手だったり、いつまでも古いバージョンのソフト使ってたり。

半分プログラミングに足を突っ込まないといけない

基礎の言語(html)は、本やネットで簡単に理解出来るレベルでそんなに難しくないですが、言語は様々、cssやらjavascriptやらphpやら覚えるべきものは色々あります。

これも根気があれば本やネットで学べられるが、自分はcssの途中cssのfloatで断念。。

【経験談】WEBデザイナーとしての業務委託先で、レイアウト崩れで冷や汗

企業サイト運営での出来事(自分が作ったサイトじゃない)、原因不明のレイアウト崩れが発生。そういう時に、コード(ソース)を読んで、原因究明しないといけない。知識が無いでは済まないこともある。原因が分からず、聞ける人も居なくて相当焦りました(冷や汗出まくり)。

2:早すぎるトレンドの変化に、ついていかないといけない

常に知識のアップデートが必要

アンテナを張っていないと、すぐに取り残されていきます。これがWEBの世界。昔はhtmlでレイアウト出来ればよかったのに、cssでのレイアウトが主流になったり。

Flashで自由に動く、かっこいいサイトが作れるようになった! 
↑ ごめん、それ、もう古いです。

一時期Flashで動きのあるサイトが流行りました。自分も勉強して作れるようになりましたが、そんなサイト今は全く求められていません。今でも時々見かけますが、今ではやたら使いにくい古臭いサイトと思われるようになっています。今現在(2020時点)では1ページで長くスクロールするランディングページ(LP)というものが主流のようです。(動きがあるサイトでも、Flash時代とは様子が違うんですよね。)これも数年後には変わっていることでしょう。

サービスは? システムは? なに使うの?
WordPress? Movabletype? wix? BASE? Tumblr? 

今主流のサービスは何? レイアウトや動きのトレンドは? 言語は? 新しいwebサービスがどんどん出てきて、それぞれの特徴や使い方を調べたり。レイアウトもトレンドに乗っていったり。何? コード打たなくていいの? いやいやそんなことない、やっぱり必要。

グラフィックデザインが「深い知識が必要」なら、
WEBデザインは「新しいトレンドの知識のアップデートが必要

3. どんなブラウザや端末で見ても、問題があってはいけない

みんなは今、どんなブラウザ、端末で見ている?
主流を意識しながら、色んな環境に対応させなければいけない。

常に変化する環境への理解。今の主流の環境と、一定数残っている古い環境への配慮。両方のことに気を配る必要がある。

ブラウザや端末、バージョンもたくさん。PC(WindowsやMac)タブレットやスマホ、画面サイズも様々。一括で確認出来るツールもありますが、ある程度は実機で確認することが必要。

デザイン以外の時間が本当にたくさん必要

特定の機種やブラウザだけ何故か表示されない、なんてことはよくあるので、コードもブラウザ対応表など見ながら、使う使わないなどの判断が必要。どんな環境でも

エラーがあってはいけない

問い合わせフォームが届かない、Chromeだと表示されるけど、Safariだと表示されない。IEだけ変な余白が出来る、表示位置がズレる。環境によって症状は様々。

そんなことはよくあり、なんで表示されないのー? などと常に格闘。
コードいじってもなぜか反映ない。分からない・・分からない・・
原因究明だけで1日終わることも、普通にあります。

グラフィックデザインのより、完成がシビア

グラフィックデザインは、クオリティ気にしなければ、素人でも完成は出来る。店舗のポップ、案内表示などは素人が適当なソフトで作ってますよね。何なら手描きでも出来るのがグラフィックデザイン。

WEBはそういうわけにはいきません。昔よりも大分楽になりましたが、それでもプロになる以上は、最低限のコード知識などは入れておく必要があります。

4:更新作業が永遠に続く

しっかりとした会社の案件なら、

更新作業で安定収入は得やすい

WEBサイトは作って終わりではなく、その後も更新作業がずっと続きます。サイトを多く手掛けるほど各サイトで更新が発生し、更新費で収入が安定します。なのでフリーランスになりやすいとも言えますね。

ただし、知り合いのWEBサイトだけは慎重に

予算無いけど、サイト作って欲しいんだけど。これはかなり危険。
作る前に、更新費のことも明確に取り決めておかないと、後で大変なことに。

練習だと思って、軽い気持ちで知り合いのサイトを何件か作りましたが、その後の更新で、どれだけ時間を奪われたことか。

結局自分しか更新できる人が居ないので、やらざるをえない。これがエンドレスに続きます。

ちょっと直して欲しい。が永遠に続く

小さな直しにいちいち請求出来ないし、
少し記事更新するのに更新費くださいは、なかなか言いづらいです。

ちょっといじったら、レイアウトが変になった。ごめん直してくれる?
「じゃあ5000円で」とは言えないですよ。

知り合いのWEBサイト、作るのはいいが、
更新のことを考えると正直二度と受けたくない。

【挫折】グラフィックデザイナーの自分には、何が一番の壁だったのか

グラフィックデザイナーが、
WEBデザイナーに転職で挫折する

4つの壁

  1. コード組まないといけない
  2. トレンドに乗って、常に新しいことを学ばないといけない
  3. どんなブラウザや端末で見ても、問題があってはいけない
  4. 更新作業が永遠に続く

自分は全ての壁にぶち当たりましたが、
特に一番大きな壁だったのは、

トレンドに乗って、常に新しいことを学ばないといけない。

グラフィックデザイナーと平行してWEBデザイナーをやっていたので、覚えたと思ったらまた別のものが主流になるWEBの世界にスピードが早く、トレンドについていけない。これが一番の挫折ポイントでした。

WEBデザイナーに向いている人は

新しいことに興味があって、どんどん吸収していける人

自分は、新しいことに興味はありますが、WEBデザイナーになるなら、WEB一本に絞らないとキャパ的に無理。そう思いました。

本で学ぶより、現場に入ってみるのが一番の近道

結局、できるかできないかは、やってみればいいと思う。自分は半分フリーランスだったので会社には入れませんでしたが、もしフリーランスでないなら、一回入ってみれるか、チャレンジしてみればいいと思います。

駄目だったら、またグラフィックデザイナーに戻ればいいだけ

デザイナーなら以下の転職サイトがおすすめ、この業界はブラック企業が多いので、ちゃんとした転職サイトところから就職した方が、変な会社に当たらないです

デザイナー・クリエイターに強い
求人サイト・転職エージェント3選

  • マイナビエージェント
    求人数が多いので、転職を意識するなら外せない。登録だけでもしておくことをおすすめします。
  • 【マスメディアン】
    マスメディアンは、宣伝会議、販促会議、ブレーン、広報会議などクリエイティブ関連書籍で有名な「宣伝会議」のグループ会社。質の良い求人が多め。
  • doda
    クリエイティブ系の求人に強い。WEBデザイナーの募集も多いです。

PICK UP !

デザイナーカテゴリの最新記事