デザイナーは基本的に給料が安い。でも、一生稼げないかというとそうでもない。実際、自分は無理なく家族4人で生活できているので、デザイナーの平均年収よりは遥かに高いです。どうして稼げるかというと地道に信頼を重ねていったから。デザイナーが信頼を重ねるには、ただ真面目にこなすだけじゃダメ。デザイナーが信頼を得る為に行っている3つのテクニックがあります。
地道な信頼+3つのテクニック

稼ぐための方法
地道な信頼の積み重ねで、良質な仕事を増やしていく
地味ですが、結局これです。稼ぐ為に特殊な方法はありません。稼いでるデザイナーは皆んな地道に仕事を積み重ねて大きくなっているのです。その為に、いくつかテクニックがあるので、お伝えします。
地道な信頼を得る為に3つのテクニックを使う
実は、信頼を得るに真面目に仕事しているだけじゃダメなのです。「いい印象」「他の人とは少し違う印象」を与えつつ継続していくこと。その為に実践してる3つの裏技があります。稼いでるデザイナーはみんな意識してると思います。
信頼される3つのテクニック
- 依頼以上の提案をする
- 仕事は早く、でも提出のタイミングは見極める
- メール以外のコミュニケーションを大事にする
詳しくお伝えします
地道な信頼を得ると、稼げる理由

デザイナーは会社勤めしているうちは大手広告代理店でも入らないかぎり稼ぐのは不可能。稼いでいるデザイナーはフリーランスが多いです。で、フリーランスで稼ぐ方法は、多くの良質な仕事をすること。
繋がりを増やしていくのは「地道な信頼の積み重ね」
信頼って簡単に築けるものじゃなくて、何回も仕事をしてる上で徐々に積み上がるもの。地味ですがとても大事。信頼を得た後に待っているものは、別の人へ自分を紹介してもらえる。「誰かいい人いない?」て相談された時に、自分を紹介してもらえるのです。これが大きい。
そうやって繋がりは連鎖し、仕事がどんどん増えていきます。
いろんな人と仕事する中で、その中の誰か1人の担当者から突然、思わぬ大きな仕事の依頼が舞い込むことがあるのです。自分は何回か経験しました。評価される仕事を続けていたら必ず入るといってもいいくらい。フリーランスになってから10年頃までで、大きな仕事のお誘いは3回ほどありました。その中の1つは18年目の今でも続いている大型の定期案件。
稼ぎたいなら、必死で常にベスト以上をめざし続ける
仕事ぶりは、見てる人は見ています。仕事をこなすだけじゃ大きな仕事はきません。常に限界まで良質なデザインを提案し「続ける」けることで、自然とギャラの高い大きな仕事の依頼がいつか必ず入ってきます。その時まで妥協せず必死に耐えること。
信頼を得るための3つのテクニック

- 依頼以上の提案をする
- 仕事は早く、でも提出はタイミングを見極める
- メール以外のコミュニケーションを大事にする
1| 依頼以上の提案をする
言われたことだけ出来ていてもダメ。言われたことは誰でもできる。これだと仕事は増えません。
依頼以上の提案とは、具体的に何をすればいい?
例えば
依頼:2案作って欲しい
5案くらい作る。すぐ作れるようなバリエーションを増やすのではなく、全く違う方向性のデザインを5案。しっかりと考え抜いた5案であることが重要。手抜きで増やした5案だと全く意味ありません。
依頼:こんなイメージで作って欲しい
言われたままのイメージ1案は作る。その他にもっと考えて、更にこういう見せ方の方が分かりやすいんじゃないか、伝わりやすいんじゃないか。素敵なんじゃないかと提案もする。使って欲しいと渡された素材がイマイチなら、こちらで別の素材を用意するとか、この要素、効果無い気がするから外して、逆にこれを入れた方がユーザーに伝わりやすいんじゃないか、という相談をするとか。もっと良くなる為にはどうすればよいかを模索する。
求められることは最低限こなす+受け身ではなく提案し続ける
依頼を無視して提案ばかりだと面倒や奴だと思われるし、言われたことだけだと印象に残らない。言われたことはやる。でもプラスで提案を入れていく。この意識が大事。提案が全く却下され、依頼のままに落ち着くことが多く、提案が無駄だと思うかもしれませんが、依頼する側に熱意は伝わっています。直接の依頼主ではなく、その先で提案した案が採用されることもある。
2| 仕事は早く、でも提出のタイミングは見極める
早いは正義。メールのレスポンス、修正の戻し、デザインアップ。何でも早い人は安心して頼めます。デザイン業界は忙しいので、提出がギリギリになりがち。何なら期限を守らない人も居るくらい。そんな中、超スピードで仕事をしていれば差をつけれられます。この人に頼めば早いから安心できる。安心=信頼です。もちろん「正確」なことは大前提。早さばかりで漏れが多くては意味ないです。ただし、早くするにも注意点があります。
何でも早く提出するのは危険
- そのスピードで出来る人だと思われ、納期が短い依頼がきてしまう
- 追加で仕事を頼まれたりする(ギャラは変わらない)
- あまり考えていないと思われてしまう
そうならない為に、早く提出するもの、しないものを分ける
- 早く提出するもの
・メールの返事
・デザインの修正(誰がやっても同じ結果) - 早く提出しないもの
・デザイン案などのクリエイティブ作業
ポイントは、作業的なものは誰が行っても同じなので基本提出は早い方がいいです。逆にクリエイティブ性の高いデザイン案などは、あまり考えてないと思われないように早く提出しすぎない。
ここだけの話、出来ているのに、あえてすぐ送らないことも多い
実際早く出来上がってもすぐ送らないことも多い。経験上、クライアントによりますが、早く上げればあげるほど修正が増えることがあります。納期より早くあげてあげたのに、結局ギリギリまで修正が入って作業量ばかり増えることも。クライアント次第ではギリギリの方が良い場合もある。
とにかく仕事は早く終わらせる。その上で、すぐ送るべきか、ギリギリまで引っ張るべきか、内容やクライアントによって見極めましょう。経験していく上で、早く提出すべきか引っ張るべきか、だんだん見極められるようになります。
どっちにしても仕事は早く終わられておくと、別の仕事が入ってきても対応できます。常に余裕がある状態を心がける。
3| メール以外のコミュニケーションを大事にする
業務だけでいうと、ほとんどのことが会わずにメールや電話で済む場合が多い。面倒だし時間も必要だし、正直行きたくない。わかります。自分もそうです。本当に面倒で行きたくない。電話でいいといつも思ってしまう。でも、面倒でも会って話す。信頼関係を築くならこれは思った以上に大事で、ただ会うだけなんですが親密さは大きく上がり次の仕事も頼まれやすくなる。これは何度も経験しました。会って話す人と電話やメールだけの関係の人だと、圧倒的に打ち合わせで会う人の方が長く続いています。何なら打ち合わせの場で別の人を紹介されたりもする。
信頼関係を築きたいなら、なるべく会うこと
電話ではなく、会って話すだけなんで面倒ですが難易度は高くない。会う>zoom>電話>メールの順に親密度が低くなります。とにかく相手の印象に残すこと。頼みたい、誰かに教えたいデザイナーになれるように。
デザインラフはメールではなく、あえて持参して見てもらう。
信頼関係を築く前は特に、案の通りやすさが全然違う。その場で説明しながらラフを見せると説得力が出せて、反論しづらい。(こんなに考えて作ってるんだと伝えられる)相手は思いつきの軽い修正を頼みづらくなる。メール提出だとこちらの意図があまり伝わらず、思いつきで変な修正依頼が増えたりする。相手も、本人目の前にして修正は言いづらいけど、メールだと言いやすいんですよね。
会って提出の場合、相手から修正したいことが出てきても、修正意図もしっかり理解できるので、その場で相談しながら決めることができ、修正が明確になって、その後の無駄な修正が減る。結果的に相手も自分も仕事が楽になり、やりやすい相手という印象になる。メール提出って一見楽にみえて、結局作業量が増えるんですよね。
ちなみに、信頼されてくるとメールでもOKが出やすい。この人が考えた案なら大丈夫でしょう、と任されるから。
なので、特に初めての取引だと直接会うことを大事にしましょう。
地道な信頼+3つのテクニック
稼ぐための方法
地道な信頼の積み重ねで、良質な仕事を増やしていく
信頼される3つのテクニック
- 依頼以上の提案をする
- 仕事は早く、でも提出のタイミングは見極める
- メール以外のコミュニケーションを大事にする
稼ぐ為には進路が大事。どういう進路を辿れば稼げるのかの具体的な話
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