グラフィックデザイナーに向いてる人。7つの特徴と重要な1点

グラフィックデザイナーに向いてる人。7つの特徴と重要な1点

グラフィックデザイナーに向いている人ってどんな人? 細かく言うと色々ありますが、共通して言えることがあります。

とにかくデザインが何よりも好き。スタートの数年はこの感情が相当重要。

グラフィックデザイナーに向いてる人、7つの特徴

  • 体力がある
  • 残業が気にならない
  • 根気強く仕事ができる
  • 寝なくても平気
  • コミュニケーション能力がある
  • Mac操作が得意
  • 好奇心旺盛でたくさんのものに興味がある

7つの特徴は、全てが必須ではない

持ってると有利という意味。17年デザイナーを続けていますが、僕はこの条件の半分にも当てはまっていません。体力もなければコミュ力も無い、なるべく残業だってやりたくない。夜の作業中に僕だけウトウトして怒られてた。でも作業が早いし最低限チームに共有できる程度の伝える力くらいはある。写真が好きで撮影へのこだわりが強い。7つの中の全て出来なくても、何か強みがあればいい

グラフィックデザイナーに最も重要なこと

  • 激烈なデザイン好き

デザイン好きであることは必須

これが無ければ続けられないほど大変なことが多いから。向いてる特徴の半分も当てはまらない自分が続けられているのは「寝ても覚めてもデザインが気になってしまう」根っこにあるデザイン好きが、何十年も続けられている理由です。

グラフィックデザイナーに向いてる人、7つの特徴

体力がある

撮影の時は早朝から過酷な野外などで、下っ端はお弁当や飲み物やお菓子などの準備や、撮影時にはスムーズに行われるために動き続ける。アートディレクターでも、ほとんど休むタイミングも無く1日中撮影のジャッチや指示出し、チェックなど、いつになってもデザイナーは精神的にも肉体的にも体力を使うことが多い。

デスクワークでも体力が必要。デザインを詰める作業は終わりがありません。予想外の莫大な修正が入る時だってあります。デザイナーは常に大量の作業が目の前にあるので、一般職に比べて体力が必要。

残業が気にならない

体力が必要なことと関係しますが、仕事量が多いので長時間残業は当たり前。デザインは正解が無い。上司のOKはなかなか出ません。自分的にも納得できないデザインは出せない。ようやく出来たデザインでも、クライアントから多くの修正が入ってしまう。

3歩進んで2歩下がる

そんなことが日常的に多く、全然仕事が終わらない場合が多い。

根気強く仕事ができる

理不尽な修正はいくらでもあります。今更それを言う?みたいなことや、やっぱり違うのにしてほしい。この情報入れてほしい。後から後から「聞いてない」ことがたくさん出てくることは珍しくない。

たくさんの理不尽に我慢しなければいけないのがデザイナー。真摯に言うことを聞き、心を無にして対応しないといけないシーンはたくさんあるので、それに耐えられる精神力が必要。

でも全部のクライアントが理不尽なわけではないので、そういう仕事も多いということを知っておいてもらえればと思います。

寝なくても平気

僕は全然平気じゃないけど。デザイン事務所であったり、会社によっては超多忙なところは多い。上を目指したければそういった激務な事務所に入らなければいけない場合もありますが、そんな会社だと皆寝ないで仕事できる人ばかり。体どうなってんだろうと思うんですが。僕はそれが無理でキツい会社は辞めましたが、寝ないで仕事できる人は上を目指しやすいです。

あと、激務な会社じゃなくても、まれに徹夜しないといけないほど忙しいタイミングはあります。必ずあるわけではないですが。

コミュニケーション能力がある

依頼主とのコミュニケーションをしっかりとり、何が求められいるかを把握すること。また、グラフィックデザイナーは、チームで作り上げていくものがたくさんあります。カメラマン、ヘアメイク、スタイリスト、イラストレーター、ライターなど、狙いにあったデザインに仕上がるために、どのような撮り方をしたいか、どんなヘアメイク? どんなイラスト? それらをしっかり共有するためにコミュニケーション力が必要なのです。

ただ、自分の中でのデザインの狙いが明確にあれば、それを熱心に伝えるだけなので、それほど難しいコミュ力は必要ないようにも思います。

Mac操作が得意

実際ほとんどがMacの作業、作業の速いと仕事の上達も早かったりする。作業が早いと多くのデザインパターンを試せる、これが上達スピードと直結。もちろん知識も無く、やみくもに試しても上手くならないけど、デザインの本などに書いてあることを試したり、上司のアドバイスもらったり、作業が早いと量こなせるので、結果的にデザインの上達スピードが上がる。

作業が早いと上司からも、依頼主からも喜ばれます。

デザイナーは作業量が膨大にあるので、作業が早いは大きな強みになります。

好奇心旺盛でたくさんのものに興味がある

デザインは、何かと何かの組み合わせ。デザイナーにセンスが必要だと思われがちですが、実はそんなに重要ではなくて、実は一定のルールを知っていれば、それなりのデザインは出来ます。更に、多くの知識から誰もが考えつかない新しいアイデアが浮かぶ。デザインと関係ない知識から面白い発想が生まれたりするので、たくさんの事を知ってることが、デザイン力アップや、アイデアの助けになるのです。

デザイン好きじゃないと続けられない理由

  • 給料が安い
  • プライベート時間が少ない
  • 基本的に激務
  • デザイン好きにしか最高だと思えない環境

給料が安い

時間に対して給料が割に合わない。サービス残業は当たり前だし、時間に対して給料は相当低いです。グラフィックデザイナーは皆お金のために仕事してない、いかに良い作品を作るか、いい仕事をしたい。仕事はキツいけどデザインが楽しい。出来上がった物を手にした喜びが何より強い。その為にやってる。そんな人ばかりです。そう思える人がデザイナーに向いています。

プライベート時間が少ない

毎日仕事は夜遅く、土曜出勤も結構あるので、ほとんど自由な時間はありません。寝ても覚めてもデザインのことを考えていないといけない。日曜は一応休みだとしても、週明けのアイデア出しの為に考えなければいけなかったり、少し勉強したり、デザイン展に行ってみたり、来週忙しそうだからと、少し作業進めてみたり。必要な物の買い出しをしたり。休日でもデザインを意識することは多いです。街を散歩してても、あのデザイン素敵だとか、このアイデア使えそうだとか。

そんなデザインのことばかり考える日常が、良いと思えるなら向いてる。

基本的に激務

何度も書いているようですが、基本は激務です。でも、つまらない「ただの作業」ではなく、クリエイティブ作業は大変だけど、デザインが好きな人にとっては何時間でも続けられる楽しい作業でもある。ひたすらデザインをし続けることを楽しいと思えるかどうか。激務を、激務と思うか熱中して楽しめるか。それは向き不向きがあるので、激務も楽しめる人が向いてます。

デザイン好きにしか最高だと思えない環境

デザインが好きじゃ無ければこんなに仕事漬けで耐えられない。逆にデザイン好きには最高の環境で、ずっとデザインに触れられて、ずっと学べるし上達もできる。業界の裏側だったり、タレントの素顔だったり、大きなプロジェクトに携われたり、自分のデザインしたものが街に掲示されたり、といったデザイナーでしか経験できないことが喜びと思えるなら、グラフィックデザイナーに向いています。

グラフィックデザイナーの激務から抜け出す方法

激務が基本のグラフィックデザイナーですが、今の自分は激務ではありません。上手くやれば激務から抜け出し、ゆるい生活を送ることも可能なんです。それは、いくつかポイントがあって、仕事のやり方やクライアントが重要。

激務から抜け出す2つの方法

  • インハウスデザイナーになる
    難易度が低めだけど、自由度が低い
    (激務ではない)
  • フリーランスになる
    難易度が高めだけど、自由度も高い
    (やり方次第では激務になってしまうので注意)

インハウスデザイナーは転職すれば、すぐになれるので難易度は低いけど、仕事の種類が選べなかったり制約も多い。逆にフリーランスは個人で仕事を取るので幅広くいろんな仕事ができるし、出勤もないので本当に自由。ただし仕事を安定して得ることの難易度は高い。

その為にすること

  • 3~5年間はデザイン会社で働き、転職する
    この間は激務なのはあきらめる。
    転職してインハウスデザイナーになるか、フリーランスになるか、もしくは、僕のようにインハウスデザイナーになってからフリーランスになるか。

いきなりインハウスデザイナーやフリーランスはおすすめしません。それは「出来ないこと・知らないこと」が多すぎて仕事が出来ないから、まずはデザイン会社、デザイン事務所などで経験を積んだり、知識を得た後に自信を持って転職しましょう。

激務から抜け出す、具体的な方法

まとめ

グラフィックデザイナーに向いてる人、7つの特徴

  • 体力がある
  • 残業が気にならない
  • 根気強く仕事ができる
  • 寝なくても平気
  • コミュニケーション能力がある
  • Mac操作が得意
  • 好奇心旺盛でたくさんのものに興味がある

グラフィックデザイナーに最も重要なこと

  • 激烈なデザイン好き

7つの特徴すべて当てはまらなくてもいいけど、デザイン好きは必須。基本激務なデザイナーですが、逃げ道もある。

デザインが好きならグラフィックデザイナーは最高の職業

とはいえ、デザイン会社の激務のレベルはピンキリ。地獄のような会社も多いので、ネット検索で応募するのは危険。転職エージェント経由で探す方が安全です。

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