フリーランスになりたいけど、具体的にどうすればいいんだろう。
特別な才能が必要なのかなぁ。
そういった疑問にお答えします。
経歴デザイン系専門卒 → 大阪のデザイン事務所(3ヶ月) → 東京の某有名デザイン事務所(数ヶ月) → 大手企業にてデザイナー(派遣社員:2年) → フリーランス、週2日で大手企業の業務委託(初WEBデザイナー)→ 完全独立
※現在は家族4人を養えるくらいの安定を確保
見ての通り転職多く、実質3年も会社に所属していません。こんな自分でもフリーランスになることは出来るのです。当時、自分がフリーランスになろうとした時の考えは、
「家で自由に仕事したい(会社行きたくない)」
この一心でした。結果的に「今現在、家で自由に仕事しています(会社行かなくていい)」という生活を手に入れました。
正直フリーランス・独立って、あまり重く考えなくていいと思います。
「やってダメなら、また就職すればいい」
自分はそう考えて、実際フリーランスになれました。
具体的に自分がやってきたことをお伝えします。
23歳でフリーランスデザイナーになれた、3つの方法【独立までの道】
フリーランスになる為の
3つの方法【独立までの道】
- ひとまずデザイナーとして会社に入る(辞める前提)
→ 職場選びにもコツがある - 入った会社で大きな信頼を得る
→ 頼られる存在になるかどうか - 辞めた後、3つの場所から仕事をもらう
→ 仕事はどこからもらうのか
詳しく解説していきます。
step1|ひとまずデザイナーとして会社に入る(辞める前提)
未経験でフリーランスになるのは、かなりハードルが高い。まず、最低でも2年くらいは実務経験を積むことが、一番手堅いです。2年あれば、実践での流れなど、自分が担当している仕事は、ある程度分かるようになります。技術や知識、自信も付きます。(不安なら3~5年でも)
職場選びにもコツがある
おすすめは、大手の社内デザイナー(=インハウスデザイナー)。
理由は、大手は大手同士の繋がりがあり、大きい仕事に接する機会が多い。また、コネを持ってる人だらけ。社内デザイナーのレベルは高くないが、そこに出入りする人はレベルの高い人が多い。そいういう人と知り合えるのは大きな強みです。フリーになった時に、質が良く、ギャラも高い仕事を振ってもらえる可能性が高い。大きい会社と小さい会社では、外注時のギャラの感覚が全く違います。
デザイン事務所の初期は雑用が多く、仕事を任されるまで長いので、早くフリーランスになりたいなら、あまりおすすめしない。(名刺も数ヶ月は作らせてもらえないことすらある)〇〇みたいなデザイナーになりたい! という志高い人が何年もかけて修行する所。
でも、大手に社員で入るのは難しくない?
社員じゃなくても大丈夫。繋がりを作ることが重要なので。
自分はアシスタントデザイナーの派遣社員(=アルバイト)でしたが、たくさん良い繋がりができました。その会社内では頼られていたので、辞めた後もたくさん仕事を貰えました。自分以外の同僚では、そこから有名大手企業に社員で就職していく人も何人か居ました。
要は、その会社でいかに頼られる存在になるか。
雇用形態は重要じゃない。
大手の転職サイト。デザイナー求人数が圧倒的に多いのが特徴。大手の企業内デザイナー(インハウスデザイナー)の求人もここにはあります。非公開案件も多いので登録しておくことをおすすめします。
※マイナビのプロモーションを含みます。
step2|入った会社で、大きな信頼を得る
どこまで信頼を得ることが出来るか。【超重要】
これが辞めた後フリーランスになれるかどうかの「分かれ道 」。当たり障りない存在だと、この段階でフリーランスになるのは諦めたほうがいいです。
会社員の時にするべきこと
- 信頼を築く【一番大事】
誰よりも頑張って成果をあげる努力。とにかく周りの人より一番努力をする。期待されていること以上の高いレベルのものを提案する。デザインが下手なら、誰よりも多く案を出すなど、こいつはちょっと違うな、と思わせる。デザイン事務所だと「100案出せ」とか言われるが、企業だとそんなことは言われないので、100案出せば目立てます。 - 気に入られる知人を多く作る
同僚から上司、クライアントに至るまで、なるべく多くの人に気に入られておく。デザインがあまり上手じゃなくても、コミュ力が高く上手く立ち回れる人は気に入られます。自分はそういうのは苦手だったので、デザインや仕事の質を上げることで、気に入られていました。 - 貯金する
軍資金になります。給料安かったので、辞めた時点で貯められたのは約40万程度でした。(少ないですが、自分はこれが限界でした)。自分は、辞めた後、これが尽きるまでフリーランスを続けると決めていました。
あと、これは入ってみないと分からないことですが、どんなに信頼を築いても、辞めた後フリーになれない会社があります。
そもそも、外注していない
当然ですが、仕事がもらえません。こういう会社だと厳しいですね。こういう会社にあたった場合は、取引先のクライアントと仲良くするかですね。社内のデザイン部署が充実しているような会社は避けましょう。
参考までに、自分の場合はどうだったというと、上司のプロデューサーやプランナー、外部の先輩デザイナーの方など4名くらいです。クライアント側だったので、外部との仕事はあまり無かったです。デザイナーさんからも、手が回らないで仕事がもらえたり、プランナーの方からは、デザイン力が欲しい時に依頼がきたり。他にも社内に知り合いは何人か居たので、辞めた後、この方々からも仕事を頂けました。ポイントとしては、この人に頼むとデザインの質の高いものが上がってくるというポジションを取れたことです。信頼は仕事に繋がります。
step3|辞めた後、3つの場所から仕事をもらう
では、具体的にどうやって・どこから仕事を取るのか。特に最初は分散することをおすすめします。具体的に3つの場所からバランス良く仕事を貰えるのが理想です。
仕事はどこから、どうやってもらう?
- (飛躍)前の会社の繋がりから仕事をもらう
本命。ここから広げていきたい。「フリーになるので、何かあったら仕事ください。」と残して辞める。自分は営業していませんので、後はひたすら「待つ」ですね。もし仕事が来たら全力で。 - (安定)業務委託で安定を確保
「待ち」は、精神的にきつい部分もあります。やはり安定収入があることは、精神的にも心強い。業務委託等で、週3くらいで、ある程度の安定を確保出来るのが理想。自分は最初の頃、週2日出社の業務委託を入れていました。おすすめはクラウドテック
他では少ない週2~3日でもOKな案件があるのがフリーランス的には魅力。ひと月~複数月単位での契約なので、安定感はあります。タイミングによって募集終了だったり、非公開案件があったりするので、とりあえず登録だけはしておくことをおすすめ。 - (可能性)知人を増やし仕事をもらう
知人といっても様々ですが、別業種の知人、同業者。実績さえ作っておけば、業界の知人を増やすことで仕事に繋げやすいです。可能性はあるが、不安定要素も高い。業界の知人を増やす方法
出版や、デザイン関係、イラスト関係など、小さい個展などのレセプションパーティに顔を出す。一人でも知り合いが出来れば、そこからどんどん繋がり、広がっていきます。コミュ力の無い自分でも、話しかけられたりして、上手く広げることが出来ました。
大きな仕事に繋がりやすい(1)に全力を尽くし(2)で安定を保ち(3)で新しい道を切り開いていく。そんな感じが理想です。
フリーランスになるための3つの方法、まとめ
フリーランスになるための必要な素質は、やはり人より努力出来る人だと思います。特別な才能は必要ないので「家で仕事する」為の努力はコスパいいですよ。
フリーランスになる為の
3つの方法【独立までの道】
- ひとまずデザイナーとして会社に入る(辞める前提)
→ 職場はなるべく大きな会社を選ぶ。派遣社員でも、アルバイトデザイナーでも派遣でも大丈夫。そこで2年実務経験を積む。 - 入った会社で大きな信頼を得る
→ 信頼が大事。頼られる存在になる為に、人より努力する。気に入られる知人を多く作り、なるべく貯金をしておく。 - 辞めた後、3つの場所から仕事をもらう
→ 仕事は前の職場の仕事を全力を尽くし、業務委託(おすすめはクラウドテック )で安定を保ち、知人を増やし道を切り開いていく。
以上がまとめ、ひとつづつ行動に移しましょう。