フリーランスデザイナー年収400万を目指す理由+方法【実は上位勢】

フリーランスデザイナー年収400万を目指す理由+方法【実は上位勢】

現在グラフィックデザイナー歴18年目、フリーランスで活動しています。

年収400万を越したのはフリーランスになってから4年目、時間がかかりましたが、そこから世界が変わりました。

フリーランスデザイナーが、
年収400万を目指す理由+方法

  • 理由:実は年収400万円はフリーランス上位勢
    ここから確実に「生活が安定」してくるので、まずはここを最初の目標に。
  • 方法:ページ単価の定期案件を獲得する
    また、その方法とは?

理由や、具体的な方法を、詳しく解説していきます。

なぜフリーランスデザイナーは、年収400万が上位勢なのか

フリーランスデザイナーの平均年収は300万~400万といわれていますが、実際400万円以上稼げているフリーランスデザイナーは本当は少ない、というのは、次のグラフから一目瞭然。

フリーランスの約6割は、年収299万円以下

※「小規模企業白書2015」のデータを元にグラフを作成

小規模企業白書(中小企業庁)によると、フリーランスの手取り年収300万円未満は61.1%(400万円未満は76.8%)にもなり、半分以上は200万円台より下、というかなり厳しい現実。こちらはフリーランス全体のデータですが、デザイナーは特に平均より年収は低めなので、このグラフよりもっと厳しいと思ったほうがいいでしょう。

年収400万円以上は、たったの16.7%。

意外と少なくないですか? ほとんどのフリーランスは平均と言われている年収400万円に届いていません。この図を見ると、年収400万円からが「上位勢」だと分かります。 

年収1000万円以上は100人に1人」だけど、400万円以上は6人に1人

こう考えると、現実的に目指せる年収だと思いませんか。実際、フリーランスで400万円稼げると、精神的にかなり余裕ができます。

フリーランスで年収400万円稼げるまで、4年かかった。

自分はフリーランスになってから約4年目くらいに400万円を越しました、遅いか早いか分かりませんが、とにかく目の前の仕事を必死にこなしているうちに、大きな仕事が舞い込んできて、一気に年収が上がりました。

年収400万円からは「別世界」。

それまでが年収200万円台だったからかもしれませんが、生活の安定感と充実感が明らかに違う。不安定なフリーランスから、まともにフリーランス出来ている。と自信を持てるタイミングでした。贅沢しなければ貯金も出来ます。300万円代だとまだ生活に余裕はありません。

なぜデザイナーは、年収400万円を目指すべきか

  • まとまったボリュームの仕事が「安定して」来ないと到達しない
    単発案件をいくつこなしても、なかなか収入は増えていきません。そんなに頻繁に新規の案件があることって、ほとんど無いですから、ある程度大きい仕事を定期的に受けて、安定を目指したい。
  • ある程度の信頼関係・人脈がある証拠(ここから変わり始める)
    大きな案件だけだと、微妙に400万円には届かなかったりします。大型案件 (信頼)+単発案件(人脈)の組み合わせで丁度到達する年収。このくらいの人脈になってくると、様々なところから、色んなタイミングで仕事来るようになってくる。ここから一気に飛躍する可能性が上がります。
  • 18時には仕事が終わる(会社員時代と比べ物ならない)
    仕事のボリュームが丁度いい。このくらいの仕事量だと、徹夜になることはほぼ無いです。週休2日、18時終わる。なんてことは十分可能。
  • 年収400万円になると、かなり気持ちに余裕が生まる
    これは先程も書きましたが、ほんとに気持ちに余裕が出ます。先程の表からも分かるように、フリーランスの年収上位勢の仲間入り。

フリーランスデザイナーが、年収400万を稼ぐ為の具体的方法

まず、どういう仕事を取らないといけないか。

取るべき仕事内容

  1. 定期的に仕事が来るタイプの案件
    毎月・各月・季節ごとなど、おすすめは各月か季節ごとです。なぜなら毎月は追われるので、他の仕事の余裕が無くなり、1つの仕事に依存してしまうことに。依存は出来れば避けたいところ。そうはいっても選べる立場じゃないので、来たものは受ける、が基本ですが。
  2. ページ単価で請求出来るタイプの案件
    パンフでも、カタログでも、WEBページでもいいのですが、とにかくページ単価で取れる仕事をする。都度ページは変動するので、ただただ苦しくならない為に。ただし、特性もあるので「全体でいくら」と言われた案件をページ単価にする交渉は難しいので基本先方におまかせしましょう。
  3. まともな会社である
    これも大事。ページ単価もピンきりです。4,000円~20,000円まで幅があります。JAGDAの価格表では20,000円とかになっていますが、こんな値段で提案したら、大企業以外は普通断られます。まず、まともな会社じゃなければページ単価で提案してこない、もしくは単価が超低い。このあたりが判断材料になりますね。(ページ単価は最低でも10,000円以上は欲しい)東京なら、ページ単価15,000〜20,000円で交渉できれば、まともな会社です。

要するに、

まともな金額の「ページ単価で請求できる」定期案件(季刊誌など)

人脈のつくり方

取るべき仕事は分かった。でも、そもそも人脈が無いので難しいんだけど。そういった人におすすめの方法はこちら。

  • エディトリアル系の会社に就職する
    結局就職かよ。と思われたかもしれませんが、なんだかんだ、結局一番おすすめ。前の職場からつながることが、一番現実的で可能性が高い。
  • 大きな会社と繋がりのありそうな会社に業務委託する
    就職と似たようなものですが、一応フリーという身においておき、コネクションだけ広げる。社内の人と仲良くなる(大事)ためにも、何日かは出社した方がいいです。
  • ギャラリーのレセプションパーティに行く
    誰でも参加できるのでおすすめ。イラストレーター・アーティストなどの個展には編集者がよく来ます。飲みながら話しているうちに、自然にアピールできますよ。名刺とウェブサイトはしっかり作っておきましょう。可能性は割とあります。

みんなこうやって人脈を広げています。一番重要なのは人脈なので、気合を入れてしっかり広げていきましょう。

フリーランスデザイナーが、
年収400万を目指す理由+方法

  • 理由:実は年収400万円はフリーランス上位勢
    ここから確実に「生活が安定」してくるので、まずはここを最初の目標に。
  • 方法:ページ単価の定期案件を獲得する
    その為に、人脈をしっかりつくっていく。

参考にしていただければと思います。

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