グラフィックデザイナーになるには、大きく分けて2つ「グラフィックソフトの知識」と「デザインの知識」が必要で、資格は必要ありません。この2つを独学で学ぼうとする方もいますが、ほとんどの人が挫折するのであまりおすすめしません。
詳しくはこちらの記事。
教わった方が「確実」です。
で、どこで教わるのが良いのかですが、僕は専門学校で学びました。だからこそはっきり言いたい。専門学校は本当におすすめできない。実体験もふまえてお伝えします。
グラフィックデザイナーになるには?

まず、グラフィックデザイナーになるには、4つの方法があります。
- 美術大学で学ぶ
- 専門学校で学ぶ
- スクールで学ぶ
- 独学
この中で、最もおすすめすのは美術大学ですが、一般の人にはハードルが高いですね。次に考えるのは専門学校だと思います。専門学校の良いところは短大卒相当の資格が手に入るということですが、実はその資格ってほとんど必要無いです。検索してみたら分かると思いますが、未経験デザイナー求人で短大卒相当の資格が必要な会社ってほとんど無い。多くの大手企業は美大卒しか採らないので、専門学校の卒業資格って中途半端で意味ないんですよね。美大以外はどの学校でも大差なく、結局必要なのは個人のスキル。
専門学校とスクールの違い
専門学校は、学校教育法で定められた規定に基づいて運営、具体的には合計2000時間以上、2年以上などといった条件をクリアして都道府県から認可された学校。卒業すると「専門士」といった専門卒の学歴が手に入る。それに対して、スクールは特に規定などはなく、いい意味でも悪い意味でも、それぞれの企業独自のルールを設けて運営している。といっても、ほとんどが社会人向けなので、時間の融通のきくものが多く、カリキュラムも幅広く選べる場合が多い。品質は様々。
これだけ見ると専門学校の方がちゃんとしてそうと思いますが、実際今となって思うことは、専門学校は、その規定をクリアする為に、時間数だけ長く、カリキュラム数は多いが、それほど効果的でない授業が多い気がする。
専門学校が危険な理由

生徒のモチベーションが低すぎる
これ自分が入って感じたのですが、高校卒業してまだ働きたくないから、なんとなく来た、みたいな人が多すぎる。というかほとんどの人は何しに来てるんだ、ていう人ばっかり。モチベーションが高い人なんて、わずか一握りです。専門学校は高卒で入ってくる人が多いので、比較的若いですが、中には大学卒業してから来た、仕事しながら夜間部で学んでる人も居ます。
大学卒や社会人の人は、モチベーションが高い。
自分は真剣にデザインを学びたかったので、遊んでばかりの同年代の人より、大体大学卒のお兄さんや、夜間部のお姉さんなど、モチベーション高い人とと一緒に居ることが多かったです。専門学校でも「人を選べば」有意義に活用できることもありますが、基本的に遊びの誘惑は多く、学ぶ環境としてはあまりおすすめできないです。
スクールは大学卒や社会人の人が多いので、モチベーションが高い。仕事しながら通うくらいなので、当然、みんな本気です。
全部が中途半端で、無駄が多い
専門学校は、浅く広く学ぶ
- デッサン
- 色彩構成
- 写真表現
- デザイン史 など
デザインに関係ありそうな授業が色々あります。たくさん学ぶようで、どれも内容が薄め。本当にさわり程度しか学ばず、デザイン表現として使えるレベルにはなりません。実務に全く反映されない美大もどきのような授業は、中途半端すぎて結局あまり身につきませんでした。特に教師の当たり外れによって授業の質は大きく左右されます。
通ってる時は色々な授業は楽しかったですが、今思えば、あまり役に立たない授業が多かったように思います。学校案内には様々な授業が記載されているので、たくさん学べそうですが実際は結構浅かったです。
それに対してスクールは、中途半端なことはやらないで、実務に直結することだけを集中的に学ぶので、無駄なく短期間で現場に出れる。結局最低限学んで、現場に出るのが一番。現場の学びは桁違いです。
コスパが悪い
価格面でいうと、美術大学の方が圧倒的に高いですが、値段相応のレベルの高い教師陣と教育内容なので納得。対して専門学校はとにかく中途半端。さわり程度のデザイン基礎は、ほぼ意味ありません。
- 専門学校 250万程度(2年)
- スクール 40〜80万程度(3ヶ月〜1年未満)
専門学校は、授業料と実習費で年間約100万円(×2年)、それに加えて教材費などが50万程度。それに比べてスクールは半額以下と圧倒的に安い。
で、専門学校じゃなければ学べないことがあるのかというと・・・微妙ですね。結局中途半端な授業が多いので、無駄に長くかかっている印象。
何か教わったことはあるかと言われると、、、思い出せないくらいで、授業は「○○というテーマで自由に作品を作ってみましょう」みたいな課題が多く、作ったものに対して多少コメントがもらえる程度。どうやったらデザインが上手くなるのか、などといった具体的なものは学べなかったような気がします。
グラフィックデザイナーになる為に2年間必要無い。
実践で即使える技術は多くない。
スクールは無駄なくスパッと実務直結の内容を集中的に学ぶことで、時間も価格も圧倒的に圧縮できているので、美大に行かないならスクールの方がはるかにおすすめ。
無駄な教材を買わされる場合がある
自分が通った専門学校では入学時に10~15万くらい画材などデザイン関連教材を買いました。一応任意でしたが「授業で使うものなので必要」との記載があるので、みんな買うんですよね。でも、卒業までの2年間で、結局一回も使わなかったものが大半。高級な漆調のパレットや、謎に1万円もするペンのセット。使い方すら分からないものもなど、今でも未使用状態で家にあります。これは一体何の為に買ったのか。全ての専門学校がそうとは限りませんが、どこの専門学校でも教材費は5万から10万円程度に設定されています。他の学校でも使わない教材を買わされた、という話も聞きますので、注意が必要です。
スクールをおすすめする理由

- 必要なことに絞って、集中的に学べる
- 期間が短く、価格が安い
- モチベーションが高い
- 時間に融通が効く
必要なことに絞って、集中的に学べる
専門学校との大きな違いは、中途半端に余計な授業が無いこと。
広く浅い専門学校と違い、就職を意識した無駄のないカリキュラムで学べる。グラフィックデザインといっても、広告なのか、書籍なのか、DTPデザイナーなのか、ソフト中心に学びたいのか、表現中心にまなびたいのか、人それぞれ学びたい内容は違うと思います。細かく選ぶことができるのがスクールの強み。
期間が短く、価格が安い
期間は概ね半年から1年未満など短く、集中して学べる
長くても1年、だらだら2年も学びません。もちろん半年でグラフィックデザインをマスターできるわけがありませんが、学生を長く続けても学べることは限られています。本当に学べるのはデザイン現場です。必要最低限の技術と知識を身につけたら、早く就職して現場に出ましょう。そこには、180度違う世界が広がっています。それに、半年学べば、何を極めればいいのかが分かってくるので、足りない部分は本などで自らスキルアップしていくことも可能。最初から独学でするのとは全く違います。
また、期間が短いことで、当然金額も抑えられます。専門学校のように無駄に使わないものを買わされることもないので、必要最低限の金額で抑えることができます。
周りのモチベーションが高い
スクールは専門学校と違い、本気でデザイナーになろうと思っている人ばかりが集まっています。多くは社会人で仕事をしながら通う人も多いです。周りの環境っていうのは本当に大事で、周りが真剣に学んでいれば、自分のモチベーションも上がります。そういった環境で学ぶことで、効果的に上達できるのです。
それに、同じ目標の仲間ができたりするので、お互いに高め合っていくこともできる。
時間に融通がきく
スクールは社会人だったり、学生だったり、掛け持ちしている人が多いので、それに合わせて様々な時間や曜日に融通がきくように設定されています。もちろん日中もありますが、夜の19時〜、土日など、自分の都合に合わせた曜日や時間で通うことができます。
昼間に集中的に授業をこなし、短期間に終わらせてしまうという手もあるし、仕事帰りに通ってじっくり学ぶこともできます。コマ数で決まっていたりするので、自由に選ぶことができます。
おすすめのデザインスクール
スクールといってもピンキリ。質の低いスクールももたくさんあります。また、グラフィックデザイナーになる為のスクールは、そもそも少ない。グラフィックデザインって結構独特ですからね。そんな中、最高におすすめなスクールを見つけました。
グラフィックデザイナーになるための、超おすすめなスクール
東京デザインプレックス研究所 (資料請求)
講師は全員現役デザイナー、少人数のクラス制、手厚い就職サポート。プレックスプログラムシステムという、業界トップクリエイターによる授業も魅力の一つ(柿木原政広氏、伊藤弘氏、古平正義氏、中野豪雄氏など、有名デザイナーが登壇)。独学では就職出来ないような有名企業や、難関デザイン事務所にも十分就職できる可能性があるデザインスクール。
就職にはとても力を入れていて、面接対応や作品集の作り方まで、しっかりサポートしてくれます。独自の就職ルートを持っていることも魅力の一つ。ものすご就職実績がありあます。(グーグル(同)/ヤフー(株)/楽天(株)/(株)たき工房/チームラボ(株)/(株)ドラフト/(株)モリサワ/(株)ソニー・ミュージックエンタテイ ンメント/(株)博報堂/(株)電通/(株)博報堂プロダクツ/(株)電通テック/(株)東急エージェンシー/凸版印刷(株)など)
どの職種が向いてる?カリキュラム選びが迷うなど、個別に相談にのってくれるので、未経験の方でも安心。 また、融通のきく曜日や時間を設定できるので多くの大学生や社会人の方が通っています。 くわしくは資料請求してみましょう。
東京デザインプレックス研究所