グラフィックデザイナー年収UP、転職かフリーランスしか無理

グラフィックデザイナー年収UP、転職かフリーランスしか無理

グラフィックデザイナー歴18年、現在フリーランスで活動しています。最初は年収100万円台でしたが、現在では、平均年収を余裕で上回るほどになっています。当時から何倍にもなったわけですが、実際どうやって年収を上げたのか。その方法をお伝えします。

グラフィックデザイナー年収UP、転職かフリーランスしか無理

結論

グラフィックデザイナー年収UPは、転職かフリーランスしか無理

どうして?
デザイン業界自体が年収が安い業界な為、今の会社で給料が安い場合、お金に余裕が無い会社。実体験からも感じたことで、いくら役職が上がっても年収は大きく変化しないのです。

年収UPの方法は、この2択

  • 転職する
    大手企業のインハウスデザイナーか、転職エージェントに登録している会社に転職する。
  • フリーランスになる
    会社員時代と同程度の仕事が出来る環境をつくる

実体験も踏まえて、詳しく解説していきます。

デザイン制作会社で役職が上がっても、あまり年収は上がらない。

グラフィックデザイナーって、仕事時間が長い割に年収低いですよね。

それは、デザイン業界自体が年収が安い業界だから。

こちら、参考までに職種別年収データです。

正直こちら転職エージェントから就職したデータなので、まともな企業が多く、実際自分のような少人数のデザイン事務所の年収と比べると、これでも高めです。(※転職エージェント経由じゃないと、もっと年収は低いです)

出典:マイナビエージェント職業別平均年収ランキング
※マイナビエージェントに登録された20代・30代の方から抽出した年収データをもとにして業種別・職種別・年代別に平均年収をまとめたもの。

それでも、他業種と比べたら安いですよね。

どうして安いのか?

  • 安くても受ける人が居る(楽しんでる)
    タダでもやりたい!そういう人が多い(自分も昔はそうだった・・)。しかも、質が高かったりするのでところが厄介。内容の良い仕事だと、安くてもやりたい。という人の所にに安いギャラで仕事が回る仕組みになってしまっている。
  • 競合が多い
    割と手軽に始められるので、仕事数に対してデザイナーの人数が多く、安くても受けざるを得ない。
  • デザインの価値が理解されづらい
    これは、クライアントによります。価値を理解していないクライアントの仕事だと、デザインは目に見えて成果が分かりづらいので、価値を低く見られる傾向がある。

このあたりが大きい理由でしょう。

経験談】上司のアートディレクターでも月収23万の事実

正直、若い時は給料よりも、内容重視で選びました。デザイン誌でもよく取り上げられる割と有名なデザイン事務所だったのですが、そこでの給料は約10万程度。時給にすると、まさかの時給300円くらい。。

そのデザイン事務所で、社長の次に偉いアートディレクターの月収を知る機会があったのですが、なんと月23万でした。もう、これを知ると、そのデザイン事務所でどれだけ偉くなっても年収が満足することはないでしょう。

デザイン事務所は2社経験しましたが、給料は2社とも似た感じ。月収10~15万程度。年収にすると120〜180万円程度。ボーナスなんてありません。

すべてのデザイン事務所・制作会社がここまで低くはないと思いますが、グラフィックデザイナーで、年収200万前後というのは普通によくある話です

グラフィックデザイナーの年収UPする方法はあります

じゃあ、グラフィックデザイナーは、年収を我慢しながら生きていかないといけないのかというと、そんなことはありません。現に自分はグラフィックデザイナーですが、平均収入を余裕で上回るようになりました。

具体的にどういう方法があるか

グラフィックデザイナーの年収UPする方法

  • 転職する
  • フリーランスになる

詳しく解説していきます。

年収UPする方法 1:転職する

今の会社で年収を上げるのは、正直かなりしんどいです。というのも、そもそも初期設定が低く、どんだけ役職が上がっても、給料の変化は少ない。そもそも上限が高くないからです。

転職するならしっかり会社を選ぶこと

転職してもまた給料が安い会社じゃ意味ないですよね。どういう会社を選ばいいか。

おすすめの転職先

  • 大手企業のインハウスデザイナー
    デザイン職は基本的に給料安いですが、大手企業は違います。クリエイティブ職独特の「給料安くても、楽しく質の高いデザイン出来てるから幸せでしょ」みたいな空気は一切ありません。いい意味で割り切った「仕事は仕事」というムード。社員同等の待遇は、デザイン制作会社では絶対味わえない。
  • 転職エージェントに登録されている会社から選ぶ
    冒頭でも触れたように、転職エージェントに登録されている会社は全体的に質が高く、お金に余裕がある(エージェントに多額の紹介料を払える体力があるから)。もし、インハウスデザイナーじゃなくて、制作会社系で年収が高くブラックじゃない会社を探しているなら、転職エージェント経由がおすすめ。変な会社に当たらないので安全です。

おすすめ転職エージェントは、マイナビエージェント 。大手企業のインハウスデザイナーの求人もあります。求人数が圧倒的、非公開案件も多いので登録しておくことをおすすめします。

年収UPする方法 2:フリーランスになる

フリーランスは仕事した分、ほぼ全額自分のものになります。会社員だと、いくら仕事が早くて量こなしても、給料が上がることは無いですが、フリーランスは全然違います。

会社員と同じ仕事量で、年収は何倍にもなります。
(感覚的には3~5倍くらい違う)

会社員時代だったら、ちょっと軽くやっといて~レベルの小さい仕事(例:名刺やショップカード程度)でも2~3万円だったりします。まともなパンフレットやカタログ案件だったら、ページ単価10,000~20,000円くらいなので、すぐに数十万円くらいは稼げます。

もちろん、仕事があれば。ですが、会社員時代と同程度の仕事があれば、年収は遥かに高くなります。

年収UPには、実務経験3年が必要

年収を上げる前にやるべきことは、実務経験を積むこと。

実務経験がなければ、年収UPどころかそもそも転職で苦労する。実務経験が3年無いと、転職は厳しい。

実務経験を積む上で、

デザイン事務所や制作会社も上手く使う。
安くて激務な会社も多いが、実は入る価値は高い。

デザイン事務所やデザイン制作会社は、給料は安いが未経験者には入りやすい。激務なので、辞める人が多く、求人も頻繁に行われています。でも未経験者にとって学べることも多い。未経験の場合、グラフィックデザイナーではなく、アシスタントデザイナーから始まるので、給料はかなり安い。それは覚悟しておくこと。ただ、そこで3年続けられれば、かなりのスキルと自信が身につきます。実務経験は転職するには重要なので、3年は我慢した方がいいです。

経験者 = 実務経験3年以上
という応募要項がほとんどです。実務経験3年あれば、転職先は大きく広がります。

グラフィックデザイナー年収UPは、転職かフリーランスになるしかない。

結論

グラフィックデザイナー年収UPは、転職かフリーランスしか無理
それは、デザイン業界自体が年収が安い業界な為

年収UPの方法は、この2択

  • 転職する
    大手企業のインハウスデザイナーか、転職エージェントに登録している会社に転職する。おすすめはマイナビエージェント
  • フリーランスになる
    会社員時代と同程度の仕事が出来る環境をつくる

ただし、実務経験は3年以上必要なので、それまでは我慢する。

※マイナビのプロモーションを含みます。

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