自分は入れましたが、地獄でした。
専門卒から半年後、有名グラフィックデザイナーの事務所に入ることができました。そこは競争率の高い人気デザイン事務所。そのデザイン事務所のこと、他のデザイン事務所のこと、詳しくお伝えします。
有名グラフィックデザイナー事務所に入りたい?天国か地獄の現実

当たりハズレがかなり激しい。しかも、入ってみないと全く分からない。
実際入ったデザイン事務所で感じたこと、他の事務所の人と話して分かったことですが、天国(当たり)も地獄(ハズレ)も両方あります。でも、これだけは入ってみないと分からない。自分は結果的に「地獄のデザイン事務所」でしたが、面接段階では超やさしくて、入ったら天国だろうと夢見てたくらいですから。
有名デザイナーの事務所で働きたいっていうのは、将来有名になりたい、尊敬出来るデザイナーの元で知識や技術を学びたい、質の良い仕事がしたい、などだと思いますが、内情は泥臭い部分も多い。
デザイン事務所は、トップデザイナー(社長)の人間性に全てが左右される。
トップデザイナー中心に全てが動いています。社内ルールやムードなど、トップ1人の人間性で決まります。それに対して中規模の制作会社の方は、会社寄りなので、社長にそれほど左右されません。(社長が営業の場合もありますし)
有名デザイナーの事務所に入ったからこそ、知ることができた情報をお伝えします。
デザイナーも様々、内輪だから知れた、怖い事務所の話

トップ層のデザイン界は狭いので、勤めていた時に色々な情報が入ってきました。その中で、特に怖いなと思った話。これ全てデザイン誌に掲載されるような有名な方々。
怖いデザイン事務所
- ミスした時に、はさみが飛んでくる
危なすぎます・・この方のデザイン、これを知ってから見ると確かにそういうイメージ(どういうイメージだ。。)の作風ではあるので、変に納得してしまった。 - 体育会系の怖さ
怒鳴り散らすのは日常茶飯事。胸ぐら掴まれて、机の上に押し倒されたのは自分です。。ずーっと緊張感しかない。 - 夜を共にしないといけない怖さ
女性しか採用しないらしい。これ本当かなぁ。実はここ面接に行ったことがあるのですが、たしかに女性スタッフしか居なかったし、作品も全然見てくれなかった。
その逆に、本当に育ててくれる、いい事務所もあります。
自分はそんな良いデザイン事務所に入ったことがないので、信じられないのですが、実際そういったデザイン事務所もあります。大きな心でちゃんと育ててくれる。デザイナー職なので夜は遅そうですが、精神的苦痛が無いのは本当にうらやましい。
いい事務所ってなかなか入れないんですよね。
人が辞めないから募集してないし。
自分は地獄で超つらかった。くわしくはこの記事
ただ、そんな地獄の事務所でも、不思議とその事務所と合う人は居るんです。その事務所に居ながら賞を取った話も聞きますが、あの事務所でよく何年も過ごせるなと不思議。
有名デザイナーが集まるパーティーで聞いた、良い事務所

有名グラフィックデザイナーの人達(と、その事務所所属のデザイナー)だけが集まるパーティー(社交場)のような場所に連れて行ってもらったことがあるのですが、そこで何人かとお話しました。
新人デザイナーさん達と話した際、自分は、毎日地獄で精神すり減らしてるって話をしたら、
「うちの事務所、全然怒られないよ。」
いいなぁ。その事務所行きたい。。。
(でも全然募集してないやん・・)
その新人達と名刺交換したのですが、その中の一人がいつの間にか賞取って、その後立派に事務所設立されてました。良い事務所に育てれられて、立派に独立。うらやましいすぎる。
会社所属してる時に賞取って、その後独立っていうのは、皆が目指す理想の独立。有名なところで、佐藤可士和さんも森本千絵さんや長嶋りかこさんも博報堂時代に賞取ってから独立。
自分は、会社行きたくなくてフリーランスになったので。
それと比べると眩しすぎて直視出来ない。
お会いして分かった、森本千絵さんは超いい人だと思う。
当時ファンだったので、そのパーティーで、1人で突撃、名刺交換しに話しかけたのですが、こんなわけわからない新人にも丁寧にお話してくださいました。「知り合い居ないから、話す人いないんだよね~」とか言って。やさしすぎました。
この方の作品は愛が溢れているのは、人間性だと思います。
入りたければ、ポートフォリオに力を込める。
そんな当たり外れのある、有名グラフィックデザイナーの事務所ですが、他では学べない特別な空間であることは間違いありません。
ある程度有名なデザイナーになってくると、広いコネクションを持っています。デザイン界は本当に狭く、デザイナー同士が繋がっていると感じました。
自分は長く続けることが出来ず失敗しましたが、良い事務所に当たると先が明るい。そんなデザイン事務所に入るには、
ポートフォリオに全力を注ぐこと
自分は言葉で上手く伝えることが苦手だったので、とにかく「作品見て!」という強い思いで、高倍率の人気デザイン事務所に受かることができました。
何が決め手だったかというと、圧倒的に「ポートフォリオ」。これが刺さりました。専門卒の何の経歴もない自分でしたが、ちゃんと見てくれたんです。
そのポートフォリオがこちら
もし入りたいなら、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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