かつてインハウスデザイナーとして働いたので、つまらない思う気持ちもよく分かります。自分もよく「つまらない」と感じていました。ただ、インハウスデザイナーは、デザイナーとしての環境は相当恵まれています。
つまらないからといって、辞めたほうがいいとは言えない
デザイン業界は基本ブラックが当たり前なので、インハウスデザイナーのような「普通の会社員のような生活」ってありえないんですよね。正直貴重な職場なので、何かチャレンジしたい!っていう人以外は辞めないほうがよいかと思います。
なぜつまらないと思うのか、対処法は?
くわしくお伝えします。
インハウスデザイナーが、つまらないと思う理由と対処法

インハウスデザイナーが、つまらないと思う4つの理由
- 刺激が少ない
- 評価されない
- 成長を感じられない
- 孤独
対処法
- 会社以外に楽しみを見つける
割り切ればいい。仕事なんてつまんないから、他で楽しみを見つける。 - デザインを凝ってみる
評価が上がる可能性あり。自分はこれで外注されるようになった。 - 社内に友達を増やす
人間関係が仕事の楽しさと直結する。仕事はつまらないが、会社は楽しかった。
くわしく解説していきます。
つまらないの思う、4つの理由

刺激が少ない
インハウスデザイナーは自社商品な為、例えば製菓メーカーだったら、ひたすら製菓商品関係のデザインばかりになり、かたよってしまう。慣れてくる反面、変化が少なく飽きやすい。また、仕事内容も特にクリエイティブ性の高いものは外注にお願いすることも多く、社内のインハウスデザイナーは安定感のあるデザインを求められることが多くなる。たまには、全然違うデザインをしてみたい人にとっては退屈になってくるかもしれません。
評価されない
みんな褒められた方がやる気でますよね、やっぱり「良いデザイン!素敵」みたいなことがあるだけでもモチベーション上がります。評価されないとやる気出ないですよね。インハウスデザイナーに大胆なデザインは求められていない、企画方針にあったデザインを着実に作り上げることが大事。独創的な発想はいらないので、個性が出しづらく、独自のデザイン力が発揮しづらい環境でもあるので評価を上げづらいと感じることも。
成長を感じられない
聞く人が居ない、もしくは少ない。聞く人もレベルが低い。なんてことはよくあること、結局本で勉強したり、ネットで調べることも多い。自分がそれなりに出来る場合、周りのレベルが低いので「ここに居ても成長しないな」と将来が不安になったりもします。
孤独
デザインは好きですか?インハウスデザイナーに熱心なデザイナーは少ない。デザインを純粋に好きな人の場合、まわりのデザイナーとのモチベーションの違いにつまらないと感じることもある。会話の中で、デザインの話題ってほとんど出ないので、デザイン好きには退屈かも。
つまらないを解決する、3つの対処法

インハウスデザイナーって、制作会社に比べて余裕があるから色々考えてしまう。フリーランスが楽しいかっていうと、つまらないと思うことも多いし、制作会社は考える余裕すら無い場合も多い。つまらないと思うのはインハウスデザイナーに限ったことじゃないけど、時間と余裕があるので出来ることもある。対処法をお伝えします。
1|会社以外に楽しみを見つける

つまらなくて当然、仕事なんてつまらないもの。仕事が楽しいって思う人の方が少ないと思いんじゃないかな。時間と余裕があるのがインハウスデザイナーの良いところ。他に刺激を求めることをおすすめします。
こんなに時間に余裕があるデザイナーは、他に居ない
インハウスデザイナーは恵まれていると思います。デザインレベルが低くつまらない?デザインを本気で取り組みたかったら制作会社に転職すればいいだけ。でも激務は覚悟、どっちを取るかです。それより、今の環境を活かして、新たな刺激を求めた方が良いのと思います。
趣味を見つける
アウトドアでも、インドアでも、料理でも旅でも音楽でも、何でもいいので趣味を見つける。何かにこだわるっていうのは楽しいですよ。もちろん、デザイン関係なくても良い。趣味の見つけ方は、YouTubeにヒントが転がってると思います。例えば料理に興味があるとして「料理 簡単 レシピ」みたいなワードで検索するとか、やってみようかな、と思える動画がいっぱい出てきます。
仕事外で制作活動
今って、お金をかけなくても発表出来る場所がある。Instagram・Twitterなどで作品を発表し続けることでフォロワーが増えたり、コメントがもらえたりする。それだけで日々がかなり充実してきます、発表しづつけることでたくさんの人とつながっていけるのが今の時代の強み。制作活動が続かない理由は、作るだけだと反応が無いから。でも、今は「発表できる場」「反応がもらえる場」があるので、制作活動も続けやすいです。
2|社内資料など、期待されないもののデザインを凝ってみる

制約が多いいつものデザイン業務とは別に、社内資料などあまり凝らなくてもよい資料などのデザインを楽しく凝ってみる。単調でつまらない資料より、しっかりデザインされた資料って会議のモチベーションも上がります、また、期待されてない資料が美しいと、デザインに対する評価が上がる場合もあり「他のデザイナーとはやる気が違う」そう思わせることにもなります。
将来フリーランスになる場合、有利
周りから見る目が変わると、頼まれる仕事の質が変わってくる可能性もある。自分がインハウスデザイナーの時には、期待されない営業チラシを凝りまくった結果、評価が上がり、いつもだったら外注に頼むようなクリエイティブ性の高い仕事を頼まれるようになりました。
しかも、デザインの信頼を得ることで、社内で唯一無二のデザイナーとなり、会社を辞めた後でも、ぜひ仕事お願いしたいと頼まれるようになる。
詳しくは以下の記事で書きました。
3|社内に友達を増やす

仕事がつまらなくても、人との関係が良ければ職場で楽しく過ごせますよね。仕事は仕事、インハウスデザイナーはそう思ってる人が多いので、自分も仕事は仕事と割り切って、友達作って楽しく過ごす。何より、職場に友達が多いと、単純に楽しい。
デザイナーだけのコミュニティだけで過ごすと考えがかたよる。制作会社と違って企業内は他業種の人が混在してる。デザイナーにとって、こんな幅広い業種の人と関われることは貴重。価値観が違う人が多いので、知らない世界を知ることにもつながる。
他業種の友達が出来る、珍しい環境
インハウスデザイナー同士で友達になるのもいいし、他業種の人と友達になるのでもいい。デザイン意識が低い=つまらないとは限らない。デザインはイマイチでも、面白い趣味を持ってたり、自分の知らない面白いことを教えてもらえるかもしれません。
インハウスデザイナー時代の友達経験
自分の場合、インハウスデザイナー時代は、グラフィックデザイナー、WEBデザイナー、プランナー、営業、お客様相談センターのオペレーター、男女問わず仲が良かったので昼休憩は一緒に食べたり、時々仕事終わりの時間を合わせて、友達同士だけで飲みに行ったり、仕事はつまらなかったけど、会社は楽しかったです。そんな風に人間関係で解決する方法もおすすめです。
インハウスデザイナーが、つまらないと思う4つの理由
- 刺激が少ない
- 評価されない
- 成長を感じられない
- 孤独
対処法
- 会社以外に楽しみを見つける
割り切ればいい。仕事なんてつまんないから、他で楽しみを見つける。 - デザインを凝ってみる
評価が上がる可能性あり。自分はこれで外注されるようになった。 - 社内に友達を増やす
人間関係が仕事の楽しさと直結する。仕事はつまらないが、会社は楽しかった。
参考にして頂ければと思います。
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