那須高原 家族旅行[ 1 ]出発〜雨の殺生石&天皇陛下に遭遇!?(1日目)

那須高原 家族旅行[ 1 ]出発〜雨の殺生石&天皇陛下に遭遇!?(1日目)

[ 殺生石伝説 ]

平安時代はじめ、鳥羽上皇が可愛がっていた侍女(身の回りの世話する女性)が九尾の狐の妖怪だったことを見破られ、逃げた那須の地で討伐され石になった。その石は近づく人々や生き物の命を奪い続けたため「殺生石(せっしょうせき)」と呼ばれるようになった。その後、僧によって打ち砕かれ全国へ飛散したそうな。

8:00 都内自宅を出発 
9:16 東京駅発の新幹線で那須塩原駅へ

那須塩原駅に止まる東北新幹線(なすの or やまびこ)となります。概ね1時間に1本程度運行。今回は「なすの255号 なすの郡山行」に乗りました。東京駅で「上越新幹線は大雨の為、大宮駅より先は、只今運転を見合わせます」とのアナウンスで、かなりヒヤリとしました。(東北はあまり行ったことが無いので、上越新幹線と東北新幹線の区別がついておらず、通過予定の「大宮」のワードがあり焦りました。)

10:26 那須塩原駅着

無事時間通りに到着。天気はあいにくの雨。ここからホテルまでは、エピナール那須のシャトルバス(予約制)で向かいます。

10:40 那須塩原駅発
「ホテルエピナール那須」まではシャトルバス

この時間は自分たち以外にもう一組のみ。一番前に乗ってホテルまでは約30分、雨の中予定していた殺生石(せっしょうせき)へ向かうか検討。あまりにも雨がひどくなるとやめようと思いましたが、幸い小雨で少し止みそうだったので予定通り向かうことに。

11:10 「ホテルエピナール那須」着 
11:30 タクシーで「殺生石」へ

ホテルで荷物を預け、早速タクシーで殺生石へ。道の混雑もなく、スムーズに進みます。次第に坂が急になってきて、どんどん山へと入っていきます。

12:00 「殺生石」着

寒いっ!標高が少し高いせいか、下界とは気温差があります。山の方にきた為、霧が立ち込めています。思ったより雨も強くなくて安心。霧がかった殺生石は雰囲気が増しています。そして火山ガスによって一帯が硫黄の匂いが立ち込めています。

賽の河原(さいのかわら)」

早速進んでみます。舗装された道の横には「賽の河原(三途の川渡しの河原)」があり、いくつもいくつも大きな岩の上に小さな石が積み上がっています。なぜこれが崩れていないのか不思議なくらい、ものすごいバランスで積み上がっています。観光する人以外、誰もおらず、いったい誰が直しているのか。。この岩場には草木が一本も育たないといわれるとおり、植物は一切生えていません。

千体地蔵」「教傅地獄(きょうでんじごく)」

少し進むと、手が大きく赤い頭巾をかぶったお地蔵さんが、何百体も立っています。鎌倉時代(1318年)に親不孝の教傅(きょうでん)という小坊主が、天罰により賽の河原付近で火炎熱湯に飲み込まれました。それを供養するために、1人の職人によって、たくさんの地蔵が建てられているとのことです。皆同じ方向を向いて祈っています。

雨と霧に包まれた一帯に広がる、何とも言えない空気を感じながら一番奥の「殺生石」へ

殺生石

最終地点、大きな岩に縄が回してあります。これが「殺生石」のようです。

那須では過去数回の大噴火により多くの犠牲者を出しました。ここでは毎年5月に「御神火祭(ごじんかさい)」といって、山の怒りを鎮めるために、白装束に身を固めた参加者が松明を持ち那須温泉神社から殺生石(せっしょうせき)まで行列し、大松明(御神火)へ火を放つという、幻想的な雰囲気のお祭りがあります。その際、白面金毛九尾狐太鼓も披露されます。

那須温泉神社(なすゆせんじんじゃ)」へ歩いてみる

殺生石側から温泉神社に歩いてみます。雨でぬかるみだらけ、後悔しながら進みます。少し歩くとすぐに温泉神社へ到着。雨のせいか、人はまばら。雨でも、これはこれでなかなか良い雰囲気です。(写真はややこしいので温泉神社入り口から本堂への順に並べました)

あの国歌の「さざれ石」発見。表へ出て昼食を食べる。

温泉神社の入り口あたりまで来ました。ここで「さざれ石」を発見します。あの「君が~代~は~」の「さ~ざ~れ~い~し~の~」の「さざれ石」です。これがあの「さざれ石」なのか! 感激。

お腹も減ってきたので、神社を出ます。そこには足湯もありましたが、昼食優先でスルー。すぐ目の前にあった(そこしか食べるところが無かった)ハンバーガーやさんへ。本当は向かいのお蕎麦屋さんがよかったのですが、残念ながら臨時休業。

ハンバーガーはボリューミーで肉々しい、おいしいハンバーガーでした。このあたりはお蕎麦かハンバーガー屋さんくらいしか見当たらなかったのですが、この温泉神社前のハンバーガー屋さんも、なかなかおすすめです。

天皇陛下!?

ハンバーガーを食べ終わり、外へ出た瞬間、向かいの駐車場で数人が並んで日本の国旗を持っている。これは!?もしや、と思いそっちを見ていると、スタッフらしき方が、「今から天皇陛下が通られます~!見ていかれますか?」とのこと、もちろん見ます見ます。なんとラッキーな。「黒い車の次の、白い車に乗ってらっしゃいます~!」と丁寧に説明して頂き待つこと10分くらい。黒い車、来た! 「わー雅子様だ~!」などと、わーきゃわーきゃー盛り上がりました。後ろのこっち側は雅子様が窓をあけて手を振ってくださっていました。向こう側が天皇陛下かな。

そんなサプライズがあり、テンションが上がりながら、「那須(湯元)」を散策することに。

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