デザイナー転職で「採用率100%」だった、ポートフォリオの作り方

デザイナー転職で「採用率100%」だった、ポートフォリオの作り方

デザイナーの転職で、採用率の高いポートフォリオを作るにはどうすればいいんだろう?
ポートフォリオの作り方や、具体的な方法を教えて欲しいな。

そういった疑問にお答えします。

今まで、3回転職しているわけですが、転職では一度も落ちたことはありません(転職成功率100%)。ポートフォリオで差をつけてきた、その実績からお伝えします。
アシスタント、アルバイトといえど、2社はいづれも超人気で倍率はかなり高かったです。
(何十人の中から採用は1名のみ)

実績1回目:某有名デザイン事務所(アシスタントデザイナー)※高倍率
2回目:大手企業にてアルバイトデザイナー(人気部署の為、倍率は高い)
3回目:大手企業の自社サイト運営、本社WEBデザイナー(業務委託:倍率不明)

デザイナーのポートフォリオ、基本の作り方

面接で持参するポートフォリオ

形状

  • WEBデザイナーの場合は、WEBサイトが見れるタブレットがおすすめ
    ネットに繋げるか、その場でサクサク見れるようにしておく
  • 紙媒体の場合は、A3サイズ(クリアファイルで良い)
    正直体裁は重要ではない。重要なのは中身。製本した方が見せやすければ製本してもいいけど、面接で感じたことは、当たり前ですが、みんな中身を重視しています。ある程度インパクトがあるA3が妥当でしょう。

紙面に必要な情報

冒頭(2ページ程度)

  • プロフィール
  • ソフトスキル
  • WEBの場合は言語スキル

作品ページ

  • タイトル(わかりやすく)
  • URL(Webサイトの場合)
  • クライアント(目に留めて欲しい場合は上部に)
  • コンセプト
  • 狙いやターゲット
  • 制作プロセス(制約や経緯など)
  • 使用ソフト、言語等の制作環境
  • 制作年月日

作品ページの説明部分(コンセプト以下の内容)は、正直、あまり見られないので、長々と書かず「簡潔にざっくり」書く方が伝わります

掲載順や掲載量

  • 前半:受ける会社と関連がある作品
  • 次:関連は薄いが推しの作品
  • 後半:直接関係は無いが、他になにか出来ることがあれば載せる
    ※個性の演出になります。
  • 作品ページは20ページ程度
    ※見せたいものがあれば、もっと多くても良い

郵送するポートフォリオ

基本的な内容は同じで良いですが、サイズはA4説明部分は、持ち込みするものより詳しく書きましょう。本人が居ない分、紙に説明してもらおう。

差をつけるポートフォリオとは

差をつけると言っても、

奇抜なものは必要ない。基本は真面目に丁寧に

仕事が真面目にしっかり出来ることは大前提。丁寧にまとまったポートフォリオをがる上で、

ひとつだけ変わったことをしてみよう。

自分は、行きたい会社があったのですが、その会社が好きそうなデザインテイストの作品が無かった為、ポートフォリオとは別に、その会社が好きそうなデザインで、仕事への思いを込めたメッセージ風の、小さな冊子をつくりました。少しこだわりましたが、あまり時間はかけていません。

小さくても、印象に残すことは結構大事

そこで採用されたわけですが、後から聞くと、あの冊子はかなり印象に残って気に入られていました。何が引っかかるかわからないので、やるだけのことはやってみましょう。

良いポートフォリオとは 

ポートフォリオという紙面(もしくはWEBサイト)で「欲しい」と思わせデザイン力。デザイナーに求められる一番のスキルであるので、ポートフォリオは「自分が商品」だという気持ちでデザインしましょう。

相手のことを考えているポートフォリオ

自分が採用側だったらどんな人が欲しいか。

やはり受けるデザイン会社の仕事内容だったり、デザイン感覚だったりが近い人が欲しい場合が多いでしょう。もちろん新しい風が欲しい場合もありますが、相手が欲しそうな人を想像して、そこに寄せていくのが良いでしょう。

自分もなるべく想像して出来るだけ寄せていきます。(作品も無ければ作ったり)

見られる状況を想像する

郵送の場合は、いかにインパクトを残すか

郵送の場合はどういう状況かわかりません。とりあえず、可能であれば「掴み」がほしい。ポートフォリとは別に冊子を同梱したのもそうですが、何か印象に残すことを考えましょう。相手の目に留まるというのもデザインで重要な技術。

また、面接と違い、自分で説明できません。しっかり読んでもらえない可能性は高いですが、作品に対する説明はしっかり書いておきましょう。

面接の場合は、シンプルに伝わりやすく

面接だったら逆に、コンセプトなどの細かい文字は読まれないです。パラパラ見られることを想像して、数分程度で簡潔に伝わるポートフォリオを心がける。

もたつくのは致命的。とにかくスムーズに

絶対に避けなければいけないのが「もたつき」

WEBサイトやタブレットで見せる方も増えているが、Wifi環境などで「上手くいかない」なんてことは許されません。とにかく「スムーズ」に見せられるようにしっかり本番をシュミレーションしておきましょう。

一番最後に、とにかく重要だったことといえば

相手のことを思って作る

このことをしっかり意識して作りましょう。

ポートフォリオが出来たら、あとは数打つ行動を

ポートフォリオが完成したら、転職に向かって行動しよう。転職にも時間がかかります、パソコン眺めてても何もはじまらないので、ポートフォリオが完成したら、転職サイトに登録するでもいいので、早めに行動しましょう。

「これ」といった会社に巡り合うのもタイミング

自分も受けたい会社が見つかるにも、かなり時間がかかりました。アンテナだけでも張っておくことをおすすめします。

デザイナーに強い転職サイト・転職エージェント3選

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