
面接で、必ずといっていいほど聞かれる退職理由。悪い印象を与えたくないなぁ。
印象が悪くならない方法ってないのかなぁ。
といった質問に答えます。
グラフィックデザイナーの転職理由【回答例やポイントと注意点】

志望動機の「逆」を転職理由にする
デザイナーが転職で、受ける会社を選ぶ時に何を基準にしますか?
デザイナー、主な志望動機
- 仕事内容
- デザインテイスト
- 残業が少ないか
- 給料・待遇
このあたりが多いのではないでしょうか。職場の立地やネームバリューなど他にもあるとは思いますが、基本的に仕事内容がイマイチの会社に行こうとは思わないですよね。
だったら、その逆を転職理由にするのが無難。ただし、
- 給与が安い・待遇が悪かった
これだけは理由にしないでください。印象が悪いです。
以下のようなものが無難です。
無難な転職理由の回答例
- 仕事内容が目指しているものと違う。生かせない。
- 求められるデザインのテイストが理想と違う
- 残業が長い(次の職場でも、あまり残業をしたくない場合のみ)
→ うちも残業が長い、と思われて落とされることはありますが、そもそも残業の長い会社に行きたくない場合は落としてもらった方が自分の為。
ポイント
- 自分の能力では、どうしようもないことを理由にする
この人の能力の問題では?と思わせない。 - 受ける会社に、当てはまらない内容を理由にする
受ける会社の見えないことを理由ににしない。「それ、うちの会社にも当てはまるかも」と思われることを避ける。なので、仕事内容など分かることを参考にする。 - ポジティブに、明るい方向につなげる形で伝える
印象を悪くしないように、ポジティブにつなげて終えるようにしましょう。
具体的な回答例

前の会社の仕事内容は不動産関係の広告など硬めの仕事が中心だったが、御社のような、柔らかいデザインのパティスリーのポスターや、綺麗で上品な和菓子のパンフレットなど、幅広く魅力的な仕事内容に魅力を感じました。
この後に続くように、自分の強みや今までのキャリアで生かせるポイントなどを伝える。
どうして人間関係を転職理由にしないほうがいいの?

人間関係を理由にすると、表現を間違うと失敗する可能性が高いから。例えば「上司と合わない・人間関係」などは、デリケートな内容で「この人に問題があるのでは?」と思われる可能性も出てきます。なので、出来れば避けたほうがいい理由ですが、前の職場の仕事内容やデザインテイストは良かったり、本当にこれしか理由がない場合。
- 人間関係がギスギスしていた。
- 上司のこだわりが強すぎて、仕事がいつまでも終わらない(残業とはまた違う)
こんな場合もありますよね。
そんな場合は、やんわりと事実のみを話しつつ、プラスの印象になるような言い方を心がける。デリケートなので、十分吟味しましょう。突っ込まれる可能性もあるので、嘘は言わないように。少し盛るのはアリ。そして、ここでもなるべく「ポジティブな表現」を心がける。
人間関係を退職理由にする場合の回答例
- 人間関係がギスギスしていた場合
→ 前の職場の雰囲気があまり良くなかったのだけど、自分はもっと良好な関係でコミュニケーションとりながら進めたい。 - 上司のこだわりが強すぎて、仕事がいつまでも終わらない場合
→ こだわることは自分も賛成だが、上司のこだわる方向がズレていたので、自分はもっと効率が良く進めた方が成果が上がると思う。
など、上手くポジティブな表現で終わるようにしましょう。
転職理由は何の為に聞く?

- すぐに辞めてしまわないか
- 不満なくやってくれるか
この2つを見極める為に聞きます。例えば辞めた理由が「残業」の場合。受ける会社も「残業」が多めなら、その人は選ばないでしょう。
また、転職理由に前の会社の悪口を言うような人なら、すぐ不満を持つ人だと思われてしまいます。
転職理由に人間関係を理由に出されると、自社でも起こりうる可能性があるので、採用側も不安になりますよね。なので、転職理由に人間関係を出すのはよく考えたほうがいいです。
辞めた理由は
転職先の会社に、当てはまらないもの
これを考えましょう。
転職成功率100%の自分が答えた回答例

実際今まで3回、転職してきましたが、転職では一度も落ちていません。
毎回必ず、辞めた理由は聞かれました
そこまで突っ込んで聞かれなかったですが、やはり転職理由は聞かれますね。参考までに自分が答えた回答例をあげます。
自分が答えた回答例
- 上司のデザインのテイストが古い(感覚が古く合わない)
→ 実は少し変えてます。本当は上司のデザインは上手いと思うところもあったが、少し古いデザインだなと感じることもあったのと、やたらデザインにこだわりが強いのか、全然OKがもらえなかった(尊敬してもいない人に認められないのは納得いかない)。 - 業界向けの媒体ばかりで、世に出る(目に触れる)媒体を手掛けたい
→ これは事実 - 入った当時の理想の部署が無くなり、全く違う部署で、理想とかけ離れたもののデザインを携わることになった。また、完全にルーチン化してしまったので、デザイン力を活かせる会社に就職したかった
→ これも事実 - 労働時間が長すぎる。朝9:30出勤、定時が夜中の2時3時。(アシスタントなので、自分の裁量で変えられるものではなかった)。
→ 事実。あえて感覚的に話さず、事実を具体的に話した。
どれも共通していることは
- 自分の力(能力)では、どうしようも出来ない
- 受ける会社には当てはまらない内容
これを気をつけました。これが良かったから落ちなかった。というわけじゃないと思いますが、マイナスにはならなかったようです。
参考にして頂ければと思います。
転職理由のポイントまとめ

- 選ぶ理由の「逆」を転職理由にする
- 自分の能力ではどうしようもないことを理由にする
- 前の会社の悪口を言わない
- ネガティブな表現をさけ、表現はポジティブに
- 出来る限り、人間関係を理由にしない
転職理由が決まったら、履歴書を仕上げて、早めに転職サイトへ登録。
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とりあえず登録しておけば、あとは、時々メールチェックし、
気になる案件があったら、応募するだけ。
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グラフィックデザイナーでの求人多めなので、グラフィックデザイナーならここは外せないかな。
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