デザイナー辞めたい。4つの理由と解決策【自信がない・長時間労働・給料が安い・人間関係】

デザイナー辞めたい。4つの理由と解決策【自信がない・長時間労働・給料が安い・人間関係】

フリーランスデザイナー歴16年目のマドリトです。自分もかつて会社がつらくて辞めたことが何度もあります。今はストレスから開放された生活を行っていますが、以前は色々ありました。

デザイナーを辞めたいと、もしも漠然と思っているなら、まずは理由をはっきりさせた方がいいです。それは、解決方法が異なるから。

デザイナー辞めたい。4つの理由

  1. 自信が無い
  2. 長時間の労働
  3. 給料が安い
  4. 職場の人間関係

特にデザイナー特有の問題は「長時間労働」と「給料が安い」ではないでしょうか。デザイナーって楽しいだけをモチベーションにしてる人が多いですからね。一般的な4つ理由をもとに詳しく解説していきます。

理由 1:自信が無い

デザイナーって、正解が無い問題に、常に新しいアイデアを生み出さないといけません。それが本当に苦しい。出ない時は出ないし、絞り出したアイデアも、簡単にボツになったりします。アイデア出しも苦しいし、レイアウト作業もやればやるほど正解が分からなくなる。周りを見ると、どうしてみんな、こんなにデザインが上手いんだろうと思うことも多い。そういう経験ばかりだと、自信無くして辞めたくなりますね。また、デザインセンスには自信があっても、仕事となると話は別。進行管理や段取り、プレゼンが苦手だったり。皆様々な理由で自信が持てない部分はあると思います。

解決策

自信がないのは、他人との比較や、ネガティブ思考が原因。ただ、それは悪いことばかりではなくて、今の自分に満足していないってこと。良いデザイナーほど自分はまだまだと感じているもの。それは向上心があるってこと。上手い人を見ればキリが無いし、フリーランス歴16年の自分でも、自信なんていつも無い。以前記事で読んだのですが、アートディレクターの古平正義さんは「何で自分はこんなにデザイン下手なんだろうと、深夜までデザインが終わらない」という話がありました。一流のデザイナーでもこんな風に思っているんですよね。デザインって正解が無いからでも、結局自分に出来ることって、ベストを尽くすことだけ。満足していないってことは本気で取り組んでいると思い変えること。経験がある程度自信につながります。

  • 自信は無くていい、ただし自分のベストを出す努力を
  • 他人と比較しない
  • 小さな成功体験を大切に。自分しか自分を褒める人はいない。

自信のなさは、努力でカバーする。他人と比較してもしょうがないので、自分のベストを尽くすこと。諦めないこと。自信がなくても一生懸命続けていれば、小さな成功体験はある。それが少しづつ自信につながるもの。小さな成功でも、自分を褒めてあげましょう。コツコツ頑張り続けるしかないし、正直、あまり自信なんて無くたっていい。

以前デザイン事務所で働いてた時自分ともう一人のアシスタントが居たのですが、もうひとりのアシスタントの方が仕事がよく出来ていました。だから自分に自信は全然無かったですが、コツコツ目の前のことを頑張り続けるしか無い、というモチベーションだったと思います。

理由 2:労働時間が長い

デザイナーは夜が遅く休日も少ないのが当たり前。最初の頃は勢いでがんばれても、長く続けてるとつらくなってくる。もっと人間らしい生活を。そう思うことも増えてきませんか。他の業種に比べて、平均労働時間が長いのは統計でも分かること。

ここに転職サイトdodaによる、残業時間が多い職種ランキングがあります。デザイナーなどのクリエイティブ職がずらり。2013年と少し古いデータではありますが、業界全体では激務。

出典:doda ホンネの転職白書

解決策

デザイン業界に居る限りは、労働時間が短くなることはほぼありません。なので、インハウスデザイナーになるか、フリーランスになるかの2択。インハウスデザイナーは経験ありますが、デザイナーといっても定時~8時くらいに帰れるのが普通。デザイン制作会社のように深夜になることはめったにありません。社内のムードも、早く帰ることを求められています。

  • インハウスデザイナーになる
    デザイナー職で定時で帰れて、普通に休日や有給がある職場はインハウスデザイナー以外ほぼありえません。インハウスデザイナーの求人数はそもそも希少なので、大手転職エージェントを利用するのがおすすめです。ここには大手インハウスデザイナーの求人もあります。
    おすすめはマイナビエージェント
  • フリーランスになる
    当然フリーランスになれば時間は自由です。といっても、いきなりフリーランスになるのは難しいかもしれません。ただ、週2~3日の業務委託と併用するのはおすすめ。手堅くフリーランスを目指すことができます。自分もこの方法でフリーランスになることが出来ました。業務委託案件を探すならこちらがおすすめ。フルリモートの案件もあります。
    おすすめはクラウドテック

理由 3:給料が安い

特に時間に対して安すぎる。時給計算は絶望的な気分になるからタブーと言われるほど。デザイナー含むクリエイティブ職全体の平均年収は以下の通りで、そもそもデザイナーの年収はかなり低い職業ですが、さらに時間に対する年収は相当低いです。

出典:マイナビエージェント職業別平均年収ランキング
※マイナビエージェントに登録された20代・30代の方から抽出した年収データをもとにして業種別・職種別・年代別に平均年収をまとめたもの。

解決策

  • WEB系なら、ディレクターやプランナーを目指す
  • グラフィックデザイナーならインハウスデザイナーか、フリーランスを目指す

WEB関係はプロジェクトの重要な役割を担う仕事は年収が高い傾向にあります、なのでWEB系ならディレクターやプランナーを目指す。グラフィックデザイナーは、制作事務所で働いている限り役職が上がっても給料が上がりにくい傾向。なのでグラフィックデザイナーなら、インハウスデザイナーかフリーランスを目指す。実際自分もフリーランスになってから、年収は何倍にもなりました。詳しくはこちらの記事。

理由 4:職場の人間関係

デザイナー限らず、職場の人間関係は超重要。仕事内容より重要なくらい。デザイナーは他の職業より職場が生活のほぼ全てになるので、人間関係が悪いと相当ストレスになる。特に、時間に余裕が無い会社も多く、ピリピリすることは一般職に比べて多い。自分も何社か経験しましたが、会社によってムードは全然違い、全く合わない上司も居ました。その時は、変なストレスが常にあり、避けていないように見せて避けている、という余計な気を使っていました。

結局は相性。誰も悪くない。
合う人とは合うし、合わない人とは合わない。

やり過ごせるかどうかは微妙なラインかもしれませんが、あまり無理すると病むので注意。仕事内容を優先したい気持ちがあるかもですが、人間関係のストレスはジワジワと効いてきます。こういうストレスは気付きにくかったりもしますよね。

解決策

  • 会社を変える
    自分も相手も悪くない、ただ合わないだけと認識すること。

人間関係の改善って相当難しい。他人も自分も、そう簡単に変えることが出来ないので、耐えられない場合は会社を変える以外難しいと思います。どっちが悪いというわけではなく、単純に相性の問題です。

デザイナー辞めたい。4つの理由と解決策

  • 自信が無い
    ・自信は無くていい、ただし自分のベストを出す努力を
    ・他人と比較しない
    ・小さな成功体験を大切に。自分で自分を褒める。
  • 長時間の労働
    ・インハウスデザイナーになる
    おすすめはマイナビエージェント
    ・フリーランスになる
    おすすめはクラウドテック
  • 給料が安い
    ・WEB系なら、ディレクターやプランナーを目指す
    ・グラフィックデザイナーならインハウスデザイナーか、フリーランスを目指す
  • 職場の人間関係
    ・相性の問題なので、会社を変える

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