動物図鑑は、小学館NEOより学研LIVEがおすすめな理由

動物図鑑は、小学館NEOより学研LIVEがおすすめな理由

販売数やレビュー数、口コミ高評価などを見る限り、断トツ小学館NEOに軍配があがります。しかし書店で見比べると、レビュー数や販売数では分からないことが見えてきます。

動物図鑑は、小学館NEOより学研LIVEがおすすめな理由

学研の図鑑LIVE 動物
普通に動物が好きで、特に人気の動物の種類を写真でたくさん見たい、知りたい子供向け
 

まず結論からいうと「一般的な子供」には、学研LIVEの方が適していると感じます。その理由をお伝えします。講談社MOVEも候補に上がりますが、全く違うコンセプトの図鑑の為今回比較から外します。(MOVEは写真集的な要素がかなり強い)

動物が写真である

学研LIVE

小学館NEO

小学館NEOがイラストで、学研LIVEが写真、どちらが優れているということはありませんが、写真の方がより実物のイメージが湧きます。一方イラストの強みは、写真では見えづらい部分の表現。(足先が草むらで隠れたり影になったりしない)動物の特徴を自由に表現できるので、より説明的な表現が可能。ただ普通の子供にとっては細かいところを調べるよりも、まずは実物の写真を見て本物をイメージすることの方が大事。イラストの方は、より勉強寄りになります。

紙面にメリハリがある

学研LIVE

小学館NEO

同じライオンページを比較。学研LIVEの方がメリハリがあって、楽しい誌面。扉には本当の動物の大きさのページで大迫力、飽きない工夫がたくさん。一方小学館NEOは資料的にイラストの動物が単調に並んでます。これはライオンページに限らず、全ページにこの傾向で構成されています。

見たい動物がたくさん載っている

掲載数はどちらも哺乳類が700程度で同じくらいですが、学研LIVEは、ライオン含む「ネコの仲間」、パンダ含む「クマの仲間」など馴染みのある動物の掲載数やページ数が多い。しかも小学館NEOはイヌやネコは、それぞれ一部ページが離れた所に品種のくくりでも掲載し、ネコだけをまとめて見たい時に不便。

人気カテゴリのページ数参考(抜粋)

  小学館NEO 学研LIVE
ネコの仲間(ライオンやネコなど) ページ(一部ページ離れて掲載) 12 ページ(本当の大きさページ含む)
イヌの仲間 ページ(一部ページ離れて掲載) ページ
クマの仲間(パンダ) ページ ページ
ウサギ ページ ページ

掲載数

  小学館NEO 学研LIVE
哺乳類 730 種類 700 種類
両生類・はちゅう類 150 種類

小学館NEO、学研LIVE、どんな図鑑で、子供に適してる?

どちらの図鑑もそれぞれの良さがあります。図解などが多く勉強要素が強い小学館NEOに対し、見て楽しく興味から知識へとつながる学研LIVE。それぞれどんな図鑑で、どんな子供に合っている図鑑でしょうか。

2つの図鑑の特徴

各図鑑の違いがよく現れている、チーターとコウモリのページを比較してみます。小学館NEOは動物写真が小さいかわりに、それに付随した情報が多く掲載されています。学研LIVEはメリハリ重視で画面が楽しい。

小学館NEO
チーターの生態や写真多め/ピューマはイラストと獲物捕獲した写真


学研LIVE
チーターは紙面での説明少ない代わりにDVDやARに力を入れる/ピューマのジャンプ力のすごさに着目し、写真も大きく親しみやすい表現 


左:小学館NEO
1ページでコウモリの体や分布などをまとめて説明
右:学研LIVE
体の説明など少なめで、その分扉に迫力がある、分布は別ページに掲載


どんな子供に適してる?

小学館NEO:紙面の楽しさより、個々の生物の生態を詳しく知りたい子供

小学館の図鑑NEO 動物
読むこと、調べることが好きで、見て楽しむより、動物の生体や仕組みなど、知識を深めたい子供向け
 

学研LIVE:見て楽しみたい、だけど大切な部分はしっかり抑えたい子供

学研の図鑑LIVE 動物
普通に動物が好きで、特に人気の動物の種類を写真でたくさん見たい、知りたい子供向け
 

以上のことから、特に動物のことを詳しく調べたいわけではない、いわゆる一般的な子供には、学研LIVEの方が楽しくみれるかなと思いました。

付属DVDについて

最後に、おまけのDVDについて、小学館図鑑NEOはドラえもんがクイズ形式などで様々な動物の生体などを紹介。楽しいけど内容は薄めです。学研LIVEはBBCによるドキュメンタリー番組。貴重な映像など多いですが、子供にはちょっと内容が硬いので、途中で飽きる子供も多いと思います。

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