おすすめ図鑑、テーマ別に最高の1冊。リアルな経験からブログにて

おすすめ図鑑、テーマ別に最高の1冊。リアルな経験からブログにて

図鑑選び「図鑑 おすすめ」と検索すると沢山候補が出てきて、どれがいいのか分からなくなりますよね。店舗で比較すればいいかと思いきや、書店に行っても基本はビニールがかかっていて比較しづらいです。

おすすめ図鑑、テーマ別に最高の1冊。リアルな経験からブログにて

まずは結論、主要3社の図鑑。例外もありますが、基本はこのイメージです。

小学館NEO:まじめで少し固くて難しめ。調べることが好きな子供向け → NEOラインナップ

学研LIVE:基本はしっかり抑え、ほどよく楽しく学びたい子供向け → LIVEラインナップ

講談社MOVE:一番楽しい! 少し情報量は少なめ。本が少し苦手な子供向け → MOVEラインナップ

実際、書店で全て比較したリアルな経験で色々なことが分かりました。店舗で比較する場合は、かなり大型の書店じゃないと、ビニールで見れない場合が多い(ビニールは店員さんに言えば外してもらえますが、あまり多くお願いするのは言いづらいですよね)。入学シーズン3月頃の新宿紀伊国屋だと、全て中身が見放題だったので比較できました。

図鑑比較

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ランキングや販売数に惑わされない。小学館NEOが一番とは限らない。

書店や出版社は当然売りたいものを打ち出し、「おすすめ!」と表現します。「販売数ナンバーワン」も当てになりません。

どのサイトでも打ち出しているランキング1位の「小学館図鑑NEO」

自分も書店に行く前は、なんだかんだ一番良いんだろうと思っていました。書店で見た第一印象「ちょっと硬く難しい?」「紙面のデザインが少し古い感じがする」これは講談社MOVEと学研LIVEと比較した時に思いました。実際小学館NEOは初版が2002年講談社MOVEは初版2011年学研LIVEは初版2014年約10年ほどの差があり、新版で情報は新しくなってもデザインは基本大きく変わらないものが多いので、見た目の印象は古め。とはいえ、情報の深さは一番に感じました(内容は少し難しめですが)。

図鑑はシリーズで揃えない方がいい

基本は3社、最初の結論の通りですが、図鑑はシリーズで揃えない方がいい。それはテーマごとに必要な情報や内容が変わってくるから。「色んな動物を楽しく見たいから動物はLIVE」、「道で見つけた花の名前を知りたいから植物はNEO」、「図が多くて難しそうだから人体はMOVE」など。テーマのよって目的や内容が違ったりします。

テーマ別:おすすめ図鑑

分かりやすく一覧性もあり、個体数も多く、ほどよく楽しい図鑑は学研LIVEです。MOVEは楽しさに寄りすぎている感じがあり、NEOはちょっと堅苦しく写真なども古い印象。なので学研LIVEを軸におすすめしていきます。ただし、ものによってはNEOやMOVEの方が良いものがあります。

動物図鑑

学研の図鑑LIVE 動物(DVD付)
動物がイラストではなく、切り抜かれた本物の写真。紙面レイアウトは一覧性もありつつ適度なメリハリがあり、扉には「本物の大きさ」の動物が大迫力で迫ります。子供を飽きさせない工夫がたくさん。しかも掲載数も、小学館NEOに迫る700種類(NEOは730種)+ はちゅう類も150種類掲載と、大充実の図鑑。
 

鳥図鑑

左:小学館NEO 右:学研LIVE



左:小学館NEO 右:学研LIVE


学研の図鑑LIVE 鳥(DVD付)※写真右側
ペンギンが全種類載っているのとや、大きい写真ページがあること。オウムインコの鮮やかなページ。鳥の生態(体の違いや卵、感覚器官など)が盛りだくさんの充実したコラムも大きなおすすめポイント。NEOはイラストで、LIVEとMOVEは写真。
 

昆虫図鑑


学研の図鑑LIVE 昆虫(DVD付)
まずNEOの最大の欠点はカブトムシがほとんど載っていない。ページ内に小さめに3種のみ。NEOもLIVEも、カブトムシ・クワガタ専門の図鑑があるので、あえて載せていないのでしょう。ちょっとこれはあまりにも寂しい。学研LIVEも海外種含んだカブトムシ一覧こそ無いですが特集ページがある分NEOより良心的。全体的に印象も学研LIVEの方が本当のサイズが分かったり楽しい図鑑となっていておすすめです。カブトムシ・クワガタ重視するならMOVEがおすすめ、一番しっかり載ってます。ただし、全体の掲載数は少し少ないので、昆虫全体の種類多く見たいならLIVE。カブトムシはポケット版などで補完するのもありです。
 

植物・花図鑑


小学館の図鑑 NEO 植物(DVD付)
道で見つけたお花を調べたい。植物の分類も名前も分からない場合、季節と場所ごとに分類されたNEOの植物図鑑が最適。LIVEは科で分けてあるので、見つけた植物が何科か分からず見つからない。ただし、写真ではなくイラストなので、同じお花なのか、若干分かりづらいところがあります。その場合は、もう一方の花図鑑の出番。
 


小学館の図鑑 NEO 花(DVD付)
花図鑑は初版が2014年と新規で出版されただけあって、かなり鮮やかで華やかな図鑑。他の改訂版とは違い古さは全く感じません。LIVEやMOVEに劣らない現代の図鑑。基本の一覧性は重視しつつ、写真も一つの花について、種や実の状態など複数の写真で掲載。全て綺麗に撮影されているので沢山の花の様々な状態を一覧で楽しく見ることができます。こちらは科目ごとに分類されているので、道で見つけた花がどの花なのかは探しにくいです。身近な花の調べ物は「植物」図鑑で探しましょう。
 

魚図鑑

小学館の図鑑 NEO(新版)魚(DVD付)
小学館NEOと学研LIVE、どちらも写真でざっくり見た印象は大きく違わなかったです。魚のレントゲン写真が綺麗で面白かったのと、掲載数も1400種と情報量も一番多く、LIVEに比べて一覧性が高いのが決め手。魚は華やかなものが少ないので、ビジュアルより情報量を重視。
 

はちゅう類・両生類図鑑

学研の図鑑LIVE 爬虫類・両生類(DVD付)
カエルやトカゲページがかわいい、ワニページがしっかり怖い!感情を揺さぶられる図鑑。NEOに比べて色が綺麗で写真も大きいこと、「トカゲは何を聞いている?」などコラムも充実で掲載数も多い。(LIVE 800種 NEO580種)NEOはやはり真面目ですね。情報も少し難しいものが多い印象。
 

宇宙図鑑

小学館の図鑑 NEO(新版)宇宙(DVD付)
どの図鑑も図解が多く、宇宙のことはどうしても難しくなります。小学館NEOは、新版でも主要部分の中身があまり変わらないことも多い中、この宇宙図鑑は違います。旧版が2002年、新版が2018年、16年もの間に研究は進み、かなり多くの情報がアップデート。星の写真や構造などが、より詳しくダイナミックに掲載。LIVEやMOVEに比べて紙面の美しさと情報の深さのバランスはNEOが一番。子供だけじゃなく大人もしっかり楽しめます。
 

地球図鑑

学研の図鑑LIVE 地球(DVD付)
小学館NEOは社会の教科書のように固い。学研LIVEと講談社MOVE、どちらも分かりやすく楽しそうで迷いました。情報量が多いことが決め手になりました。
 

星・星座図鑑


学研の図鑑LIVE 星・星座(DVD付)
春夏秋冬の今の空を探しやすい。星座をさがすページでは、左ページが実際見える星の写真、右ページは同じ写真に線や星座名を加えてある。季節ごとのこの見開きが実際の空とリンクしていて非常に分かりやすい。田舎に行った際、図鑑片手に空を見上げると図鑑通りの星空図鑑通りの範囲くらいがはっきり見えてきました。周りにも星はありますが、はっきり見えたのは図鑑に載っている範囲くらい。次のページからは、各星座を個別に説明が続きます。1.今見える星を図鑑と共に空で見る。2.その中の星座を詳しく知る。という流れが明確。また、月や星座のARの3Dは神秘的で素敵です。
 

人間(人体)図鑑


講談社の動く図鑑MOVE 人体のふしぎ(DVD付)
人体は図解が多く基本的にかなり難しくなります。小学館NEOは医学書のように固く、学研LIVEではかなり楽しくなっていますがそれでも難しい。講談社MOVEは、眼、耳、鼻、舌、皮膚、小腸、大腸、などはっきり分かりやすく、ビジュアルも楽しく一番やさしく分かりやすそうでした。時々テレビで放送されているNHKの人体スペシャルの紙面版のような印象を受けました。DVDもNHKのもののようで、それもあってか印象が似ているのかもしれません。
 

それぞれの目的によって、選ぶ図鑑は様々だと思います。是非参考になればと思います。

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