デザイナーがスクールで学ぶ4大理由【独学では得られない事】

デザイナーがスクールで学ぶ4大理由【独学では得られない事】

スクールって高いし、価格に見合った効果ってあるのかな?
独学で出来るなら、その方が良いんじゃない?

実際、やる気と根気があれば、独学で何とかなるし、就職も出来ます。

じゃあスクールって意味無いの?
といわれたら、そんなこともない。

スクールでしか得られないものも多いです。

デザイナーがスクールで学ぶ 4つの大きな理由

  • デザイナーの「核」のような深いものが学べる
  • 独学では学びにくいことが学べる
  • クリエイティブ系の友人が出来る
  • 就職しやすい

その他にも

  • 挫折しづらい
  • 分からないところの問題解決が簡単にできる
  • 高額なパソコンやソフトが無くても、学校のものが利用できる。

などがありますが、

今回は主に4つについて、詳しく書いていきます。

デザイナーの「核」のような深いものが学べる

先生によっては、デザイン始めたての自分が到底知り得ないような(本やネットでほぼ扱われない)ニッチな知識を持っていたりして、こんな素敵なデザインの世界があるのか、ということを教えてくれる。

実際のスクールでの授業の話

確か先生はマガジンハウスの現役編集者だったと思います。

自分の好きなものを、ひたすら書き出して、それのルーツを教えてくれるっていう授業だったと思います。「LOMOが好き」って書いたら、先生は「ニューカラー運動」は抑えておいた方がいい。と教えてもらって、エグルストンやスティーブン・ショアを知り、その写真にとても感動しました。他にもたくさんニッチな知識をたくさん教えてもらって、とても世界が広がったのを覚えています。

自分は、そういった先生にあたって、

爆発的に知識レベルが上がりました。

それは今のデザインにもずっと繋がっています。
超クセのある怖くてレアな先生だったのですが、学べることはとても多かったです。

それが何に役立つんだと言われると、目に見えてすぐ何か変わるのかは分かりませんが、心の奥にあるデザインの核のような、深い部分で自分に大きな影響を与えています。さらに知るきっかけになるし、良質なデザインを多く見ることに繋がります。

独学では学びにくいことが学べる

スクールなら、決まったカリキュラムを学ぶことで、
バランス良くデザインのレベルがあがる。

独学だと、学ぶべき「バランス」が分からない。

何がどの程度大切なのか、力を入れて何を練習すればよいのか。そこで迷ったりします。本当に重要なことが抜けていたり、あんまり使わない部分に時間をかけてしまったり。

独学で学びにくいこと、あえて学ばないこと

  • デザイン史:国内・海外の古いデザインから学べることは多い
    独学で歴史を勉強する人は少ないと思いますが、知ってると知らないとでは差がある。
  • 表現:デザインの生み出し方発想の仕方や着眼点など
    本もありますが、抽象的な部分も多く、本だとなかなか実感しづらい。自分の表現に合わせた場合、どうやればいいのか分からない。先生からのアドバイスなどをもらったほうが具体的でしっくりくる。

この2つ、本でも学べますが、なかなか難易度高いです。

あえて歴史なんて学ばないと思うし、表現の発想方法は、実践しづらい。

ちょっと面倒だし分かりづらい。そういうことは学校行くと無理にでも学ぶ。デザイン史は、当時つまらなかったです。(たぶん先生が悪かったと思う)バウハウスがどうとか「口紅から機関車まで」とか、そいういうのって敢えて学ばないですが、授業として強制的に教えられることで、昔のデザインって、今に生かされているんだ。など発見がある。

独学だとテクニックにいきがちで、デザイン史なんて学びません。
でもここに重要なことが含まれているのです。

独学での悩み

  • 何が重要で、なにを軽視していいかのバランスが分かりづらい。
    何にどの程度のバランスで学べばよいのか、何がどの程度大事なことなのか、本には色々書いてあるが、本当に重要なスキルは何なのかが分からない。やはり誰からの評価も無いのはかなり不安です。
  • 独学だと、本選びが全て。これ失敗すると詰む。

クリエイティブ系の友人が出来る

モチベーションが高まる。デザイナーを目指す友達同士でデザインの話をするかっていうと、そんなにはしないんだけど、やっぱり同士が居るっていうのは心強いし、楽しく続けられる。デザインやソフトの使い方や、macどれ買えばいいとか、なんか裏技的な事とか、オフィシャルで得れない裏情報なんかも手に入ったり。

課題で作った作品を見た時、友達が優れた作品作ってると

「すごい、負けてられない」

ていう気持ちになったり。

クリエイティブの繋がりは、卒業後も続きます(経験談)

自分が、卒業後に一度入った会社がイマイチで3ヵ月で辞めた時、友人が就職したデザイン事務所※に、「今、人募集しそうだから、連絡してみたら?入れてもらえるかもよ」というリーク情報をもらって受けたことも。結局受かったけど、別の事務所に就職していたので、お断りしたのですが。
※自分が新卒時、一回受けて落ちた事務所。第2選考で友人に負けた

他にも、独立したあと、手伝ってほしい。とかもありますし、同じ立場のクリエイティブ系の友人はあまり作る機会がないので、結構貴重だったりします。

就職しやすい

就職しやすいというのは、独学よりは。という意味です。

独学より有利なこと

  • 書類上、スクールに通っていたという肩書き
  • スクール専用枠をもっている場合がある

この2点です。

書類上、スクールに通っていたという肩書き

これは、特に一次試験の履歴書上の話。やはり肩書きの有無で書類上判断され、独学だと落ちることは多くなるでしょう。

逆に言うと、二次試験以上は、肩書きは関係ない。

スクールには、独自の専用枠を持っている場合がある

会社の方から、特定の学校向けに独自の枠を設けていることがあります。卒業生が優秀だったりすると、またその学校から採用しようかな、という会社の考えです。

数は少なかったですが、これは求人情報に乗らない独自枠。魅力的な会社が多い印象でした。

間口が少し広いのはスクールです。
といいつつ、自分は全部落ちましたが・・・

おすすめのデザイナースクール

自分が行くならここですね。自分はのんびり2年も3年も通い続けたくないので、集中的に必要な知識と技術だけ取得して、さっさと実践したいです。

本当に伸びていくのは就職してから。実践で身につく力は学校の比じゃない。

東京デザインプレックス研究所
(グラフィック・WEB・UI/UX・インテリア・空間)

専門学校や大学だと、どうしても何年も通わないといけないですが、ぶっちゃけグラフィックやWEBは、半年集中すれば、実践力は身につきます。

このスクールは「講師は現役のプロ。大手から有名事務所など「すごい内定実績。短期集中コースや、土日のみ、平日夜間など「都合に合わせた時間帯が選べる」。
ただ、コースが色々で、ちょっと分かりづらいですね。具体的な金額も載っていないのですが、授業のコマ数によるみたい。例えば32コマ(80時間)で約30万程度、56コマ(140時間)で50万くらいが多い印象。+αで増やすこともできそうです。詳しくは資料請求してみることをおすすめします。

2年~3年制のいわゆる専門学校は、有名な所だったら大差無いです。あんまり無名な所じゃない方がよいくらい。「桑沢デザイン研究所」は別格ですが、入試の倍率が高いので、質は良いけど、おすすめしづらいですね。

自分は専門学校2年で200万円以上かかりましたが、かなりゆったりしていた印象がありますね。決して教師レベルが高いとは思いませんでした。専門学校で本当に学べた先生って1人くらいしか居なかったような・・・

なので、デザイナーのスクールを選ぶなら専門学校より、上記のような融通のきくスクールをおすすめします。

デザイナーがスクールで学ぶ 4つの大きな理由

  • デザイナーの「核」のような深いものが学べる
  • 独学では学びにくいことが学べる
  • クリエイティブ系の友人が出来る
  • 就職しやすい

スクールか、独学か、自分にあった方法を検討してみましょう。

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