デザイナー転職。志望動機は重要?答えは…【有名事務所に入れた訳】

デザイナー転職。志望動機は重要?答えは…【有名事務所に入れた訳】

デザイナー転職。志望動機って、どのくらい重要なの?

まず、デザイナーの場合、志望動機が重要かどうか。

実績に自信があれば、重要度は低め。ただし、
少しでも評価を上げたいなら手を抜かない

デザイナーの面接で重視されるのは、主に「過去の実績・スキル・ポートフォリオ」。クリエイティブ職の特性上、デザイン力やスキルを評価することが多いです。一方、志望動機は人間性」をみています。

志望動機には「熱量」があらわれる

悪い例だと

  • どの会社にでも当てはまることを言う
    → しっかり調べてない
  • やりたい内容だったから
    → 自分のことしか考えてない
  • …を学んでいきたい。
    → 受け身な姿勢(会社は学校じゃない)

良い志望動機のポイント

  • その会社でしか達成できないこと
    貴社じゃなければ実現出来ないという必然性
  • その会社の為になること(自分のスキルを生かせる)
    貴社の為に何が出来る。具体的などんな能力で貢献出来ると思ったのか
  • 単純に「その会社のデザインに惚れた」アピール
    少し恥ずかしいですが、刺さる時もあります。マイナスにはならないので言ってみるだけでも。「好きです」と直球で伝えるのも勇気がいります。もちろんそれだけじゃなく、その会社のためになることも入れる。

例えば


前職では小型グラフィック中心の仕事でしたが、貴社のような広告から様々なツールへの幅広い展開といった、トータルでブランディングに関わるといたことが、自分が目標としているところであり、前職での小型グラフィクの専門性を生かせると感じたからです。また、正直なところ、貴社のデザインが非常に魅力的で、貴社のような環境なら、より高いモチベーションをもって、デザインの質を高めていけると思ったからです。

志望動機と転職理由はセットで考えると楽

志望動機:仕事内容が目標とする内容だった
転職理由:仕事内容が自分が目指したい方向ではない

のように。手順としては、先に志望動機を考え、その逆を転職理由とするように、セットで考えることで、転職理由とのつじつまも合うので、この方法がおすすめ。

今まで様々なデザイン系の会社の面接をしてきましたが、

履歴書に書いた志望動機と転職理由。面接で突っ込んで聞かれます。

なので、どちらを聞かれても「話が広げることができる=アピールに繋がる」ようなことを心がけましょう。

デザイナー職の場合、志望動機が良いから採用。というようなものではないので、志望動機の重要度は高くないが、熱意を伝える上では少しはプラスに働きます。

こんな志望動機で失敗した【経験談】

過去何社か受けましたが、その中でどうしても思いつかずに適当なことを書いて失敗したことがあります。当時はインターネットも発達しておらず、今ほど会社の情報がなかったのです。その内容とは

御社のデザインに惹かれた

一見、問題ないような内容ですが、求人情報の雑誌で見て応募したのですが、そこには仕事内容(カタログ・広告)といった文字が書いてある程度で、どんなデザインなのか「ビジュアル情報が全く無かった」のにもかかわらず、「デザインに惹かれた」などと適当なことを書いてしまい。

案の定、面接で、こう聞かれ


面接官

どこかで、うちのデザイン見たの?


自分

ま、、前、何かに載ってたのを見た気がしまして・・・ (あたふた・・)

たまたま「以前◯◯に載せたあれかなぁ。うちも有名になったなぁ」という話になり、ギリギリバレずにすみましたが、こんな経験は二度としたくないので、

志望動機に嘘を書いてはダメ

そう心に誓ったのです。

絶対入りたい会社には、志望動機も重要なアピールポイント

現在自分が持っている「実績・スキルは変えようもない事実、どうしようもありません。ただし、

唯一、今すぐ出来る、評価を上げることが出来るのが「志望動機」

本当に入りたい会社なら、ここにも全力を込めることで、少しでも評価を上げることが出来ます。

有名事務所に入る為に、履歴書の志望動機にも渾身の力を込めた

以前、どうしても入りたいデザイン事務所があり、とても人気で倍率も高いのは分かっていたので、書類選考で印象に残す為に。

A4サイズ全面に志望動機を書いた

もちろん手書き、ボールペンで、読みやすい大きさの文字で、丁寧にぎっしり。当時フリクションペンも無かった為、A4ギッチリ一度も間違えないように。

左が一般的な履歴書。これだと志望動機の欄が小さいので、右のような履歴書を作り、ここにしっかり書き込みました。

  • 熱意(その事務所への想い)
  • 入社後の目標
  • 自分のスキルと強み

内容としては大したことがなかったかもしれませんが、気持ちは伝わったのか、この事務所には受かりました。(もちろん、これが理由だとは思いませんが、書類選考の突破には役に立ったと思います)

志望動機のポイントまとめ

悪い志望動機

  • どの会社にでも当てはまることを言う
    → しっかり調べてない
  • やりたい内容だったから
    → 自分のことしか考えてない
  • …を学んでいきたい。
    → 受け身な姿勢(会社は学校じゃない)

良い志望動機のポイント

  • その会社でしか達成できないこと
    貴社じゃなければ実現出来ないという必然性
  • その会社の為になること(自分のスキルを生かせる)
    貴社の為に何が出来る。具体的などんな能力で貢献出来ると思ったのか
  • 単純に「その会社のデザインに惚れた」アピール
    少し恥ずかしいですが、刺さる時もあります。マイナスにはならないので言ってみるだけでも。「好きです」と直球で伝えるのも勇気がいります。もちろんそれだけじゃなく、その会社のためになることも入れる。

このことを気をつけて志望動機を考えましょう。

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